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かな→ギリシャ文字変換ツール

ひらがな・カタカナをギリシャ文字に変換するツール

かな→ギリシャ文字変換

かな→ギリシャ文字変換

変換方法:
出力形式:

使い方

  1. 「日本語入力」欄にひらがなまたはカタカナを入力します
  2. 変換方法(シンプル / 通常)を選択します
  3. 出力形式(小文字 / 大文字 / 先頭大)を選択します
  4. 「変換を実行」ボタンをクリックします
  5. 変換結果が「変換結果(Greek)」欄に表示されます
  6. 必要に応じて「結果をコピー」ボタンでクリップボードにコピーできます

変換の仕様

普通とシンプルの違い

基本の方針はどちらも共通で、ギリシャ語に近い音があればそれを使います(ち → τσ、じ → τζ)。違いは次の2点です。

  • 近い音がない拗音を「子音 + υ + 母音」で表すか、「子音 + ι + 母音」で表すか
  • 綴りが同じになる音や撥音「ん」にアポストロフィ「‘」で区別をつけるか、つけずそのままにするか
普通シンプル
きゃκυακια
しゃσ’ασια
つぁτ’σατσα
ぢゃτζ’ατζα
たんい(単位)ταν’ιτανι
うんてん(運転)ουν’τενουντεν

どちらでも共通の扱い

  • 促音「っ」は後続の子音を重ねる(さっぽろ → σαππορο)
  • 伸ばし棒「ー」は直前の母音を重ねる(けーき → κεεκι)
  • アクセント符号(´)は付けない
  • 対応表やルールで変換できない文字はダッシュ「-」として出力される

各ルールの背景や参考にしたガイドとの違いは、下の「このツールについて」で説明します。


このツールについて

ギリシャ語には、日本語をギリシャ文字で転写するための公式な規格はありません。実際の転写では慣習的にいくつかの方法が使われており、たとえば「東京」は Τόκιο / Τόκυο のどちらの形も見られます。

本ツールをつくるにあたっては、転写のルールを明示しているいくつかのガイド(ギリシャ語版ウィキペディアの日本語転写記事、個人が提案する転写体系など)と、実際のギリシャ語表記で日本語の地名・人名がどう書かれているかの両方を参考にしました。日本語のローマ字表記として広く使われるヘボン式を基礎とし、ギリシャ語に近い音があれば近い音を使う、という考え方を共通の土台としたうえで、なるべく一意の転写に近づける「普通」版はウィキペディアのガイドを参考にまとめています。

実際の表記に見られるふたつの傾向

そのうえで、どこまで書き分けを試みるかについて、実際のギリシャ語表記にはふたつの傾向が見られます。

  • 書き分けを試みる傾向:拗音「きゃ」はヘボン式の kya に対応させて κυα と書き、「さ」と「しゃ」のように同じ綴りになるものはアポストロフィ「‘」で区別する(しゃ → σ’α)。ギリシャ語版ウィキペディアの日本語転写ガイドや、個人が提案する転写体系に見られる形
  • 簡略化する傾向:拗音の y を ι に寄せて「子音 + ι + 母音」で統一し(きゃ → κια)、アポストロフィによる区別も行わない。ギリシャ語版ウィキペディアの記事中に実際に使われる日本語の地名・人名表記(Τόκιο = 東京, Κιότο = 京都, Κιούσου = 九州 など)に多く見られる形

本ツールでは、前者を「普通」、後者を「シンプル」として提供します。どちらが正しいということではなく、観察されるふたつの傾向を整理したものです。

普通

  1. ギリシャ語に近い音があればそれを使う(ち → τσ, じ → τζ)
  2. 近い音がない拗音は、ヘボン式の y を υ として「子音 + υ + 母音」で表す(きゃ → κυα, にゃ → νυα)
  3. 1 や 2 の結果が他と同じ綴りになる場合、アポストロフィ「‘」で区別する
    • さ → σα, しゃ → σ’α
    • ちゃ → τσα, つぁ → τ’σα
    • じゃ → τζα, ぢゃ → τζ’α

撥音「ん」

「ん」は ν で表しますが、後続する音によってはナ行やダ行と同じ綴りになるため、アポストロフィ「‘」で区切ります。

  • ν + 母音は通常ナ行を表すため、「ん + あ」は ν’α とする(例:かんい → καν’ι)
  • ντ はダ行の音 [d] / [nd] を表すため、「ん + た」は ν’τ とする(例:げんてい → γκεν’τει)

シンプル

  1. ちゃ → τσα, じゃ → τζα のように、ギリシャ語に近い音がはっきり合う場合はそれを使う
  2. それ以外の拗音は「子音 + ι + 母音」で統一する(きゃ → κια, しゃ → σια, にゃ → νια)
  3. 同じ綴りになってもアポストロフィによる区別は行わない(ちゃ・つぁ はどちらも τσα, じゃ・ぢゃ はどちらも τζα)

撥音「ん」は常に ν とし、後続の音との区別は行いません。

共通のルール

促音「っ」

促音「っ」は後続する子音を重ねて表します(例:さっぽろ → σαππορο)。

実際のギリシャ語表記では Σαππόρο / Σαπόρο のように、子音を重ねる場合と重ねない場合の両方が見られます。このツールでは、ヘボン式ローマ字の一般的な表記(Sapporo)に基づき、子音を重ねる方式を採用しています。

伸ばし棒「ー」

伸ばし棒「ー」は直前の母音を重ねて表します(例:けーき → κεεκι)。

参考にしたガイドでは長母音にマクロン(¯)を付ける方式や、長音を表記しない方式も提案されていますが、本ツールでは母音を重ねる方式を採っています。現代ギリシャ語には音韻としての長母音は存在しないものの、外来語の表記では αλκοόλ(アルコール)のように母音が重なる例があり、それに倣う形です。

アクセント符号

このツールではアクセント符号(´)を付与しません。

参考にしたガイドでは「日本語のアクセントに応じて付ける」と説明されていることもありますが、実際の表記(Τόκιο, Κιότο など)を見るとアクセントはギリシャ語的に自然な音節に置かれており、日本語のピッチアクセント(高く発音されるところ)とは必ずしも一致していません。

そもそも日本語のアクセントは高低(ピッチ)で、ギリシャ語の強勢アクセント(ストレス)とは種類が違います。日本語のピッチをギリシャ語のストレスで表現することは原理的に難しいため、本ツールでは一律に省略する判断としました。

未対応の文字

対応表やルールで変換できない文字は、ダッシュ「-」として出力されます。


対応表

普通

αιουεο
κακικουκεκο
σασισουσεσο
τατσιτσουτετο
νανινουνενο
χαχιφουχεχο
μαμιμουμεμο
γιαγιουγιο
ραριρουρερο
βαβον
γκαγκιγκουγκεγκο
ζατζιζουζεζο
ντατζ’ιζ’ουντεντο
μπαμπιμπουμπεμπο
παπιπουπεπο
きゃきゅきょ
κυακυουκυο
しゃしゅしょ
σ’ασ’ουσ’ο
ちゃちゅちょ
τσατσ’ουτσο
にゃにゅにょ
νυανυουνυο
ひゃひゅひょ
χυαχυουχυο
みゃみゅみょ
μυαμυουμυο
りゃりゅりょ
ρυαρυουρυο
ぎゃぎゅぎょ
γκυαγκυουγκυο
じゃじゅじょ
τζατζουτζο
ぢゃぢゅぢょ
τζ’ατζ’ουτζ’ο
びゃびゅびょ
μπυαμπυουμπυο
ぴゃぴゅぴょ
πυαπυουπυο
いぇ
γε
うぃうぇうぉ
βιβεβο
ゔぁゔぃゔぇゔぉ
βαβιβουβεβο
しぇ
σ’ε
じぇ
τζε
ちぇ
τσε
てぃとぅ
τιτου
てゅ
τυου
でぃどぅ
ντιντου
でゅ
ντυου
つぁつぇつぉ
τ’σατ’σετ’σο
ふぁふぃふぇふぉ
φαφιφεφο
ふゅ
φυου
αιουεο

シンプル

αιουεο
κακικουκεκο
σασισουσεσο
τατσιτσουτετο
νανινουνενο
χαχιφουχεχο
μαμιμουμεμο
γιαγιουγιο
ραριρουρερο
βαβον
γκαγκιγκουγκεγκο
ζατζιζουζεζο
ντατζιζουντεντο
μπαμπιμπουμπεμπο
παπιπουπεπο
きゃきゅきょ
κιακιουκιο
しゃしゅしょ
σιασιουσιο
ちゃちゅちょ
τσατσουτσο
にゃにゅにょ
νιανιουνιο
ひゃひゅひょ
χιαχιουχιο
みゃみゅみょ
μιαμιουμιο
りゃりゅりょ
ριαριουριο
ぎゃぎゅぎょ
γκιαγκιουγκιο
じゃじゅじょ
τζατζουτζο
ぢゃぢゅぢょ
τζατζουτζο
びゃびゅびょ
μπιαμπιουμπιο
ぴゃぴゅぴょ
πιαπιουπιο
いぇ
γε
うぃうぇうぉ
βιβεβο
ゔぁゔぃゔぇゔぉ
βαβιβουβεβο
しぇ
σε
じぇ
τζε
ちぇ
τσε
てぃとぅ
τιτου
てゅ
τιου
でぃどぅ
ντιντου
でゅ
ντιου
つぁつぇつぉ
τσατσετσο
ふぁふぃふぇふぉ
φαφιφεφο
ふゅ
φιου
αιουεο

参考サイト