ギリシャ語:ναός
読み方:ナオス・ナオース
ラテン文字:naos
古代ギリシャ語の ναός(神殿、聖所)に由来。古代ギリシャ語では神の住まう場所や、神像を安置する神殿の内室を指した。
ναός は ναίω(住む)などと関係づける説がある一方、語形の揺れから前ギリシャ語由来と見る説もある。
ヘレニズム期ギリシャ語でも ναός は神殿を指し、キリスト教の文脈では神の神殿や聖堂を指す語としても使われた。
英語 naos は、建築史や古典建築の用語として、古代ギリシャ神殿の内室や神像を安置する部分を指す。これも古代ギリシャ語 ναός に由来する。
現代ギリシャ語では、古代ギリシャの神殿にも、キリスト教の聖堂・教会堂にも、他宗教の礼拝施設にも使う。キリスト教の建物を指す語としては εκκλησία(教会、教会組織)もあり、ναός は建物としての「聖堂、教会堂」をやや改まって指すときに使いやすい。
関連語には ιερός(聖なる)、ιερό(聖域、神殿、至聖所)、θεότητα(神性、神格)、λατρεία(礼拝、崇拝)などがある。指小形に ναΐσκος(小さな神殿、小聖堂)や ναΰδριο(小聖堂)がある。

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