ギリシャ語:ρουμπίνι
読み方:ルビニ・ルビーニ・ルンビニ・ルンビーニ
ラテン文字:roumpini
イタリア語 rubino(ルビー)にギリシャ語の中性語尾 -ι がつき、同じ系統の宝石名 μαργαριτάρι(真珠)の語尾に倣って整えられた外来借用(δάνειο)。
中世末期から近世にかけてのヴェネツィア・ジェノヴァの宝石商の影響で、宝石語彙の一部としてギリシャ語に入ったと見られる。
イタリア語 rubino は中世ラテン語 rubinus(赤い宝石)に由来。これは古典ラテン語 rubeus(赤い、← ruber「赤」)にさかのぼる、印欧祖語の「赤」を表す語根からの派生。
同じ語根からラテン語 ruber、rubidus、rubeus のほか、サンスクリット rudhirá(赤い、血)、英語 red、ドイツ語 rot、ロシア語 рдеть(紅潮する)などが派生した。印欧語族の「赤」語彙の中核を成すグループと言える。
英語 ruby、フランス語 rubis、ドイツ語 Rubin、イタリア語 rubino、スペイン語 rubí など、ヨーロッパ各語の「ルビー」語彙はみな同じ rubinus からの借用。
同じ「赤」を意味するラテン語の語彙からは英語 rubric(朱書きの見出し、規則)、rubicund(赤らんだ、紅潮した)、rubella(風疹、文字どおり「赤い病気」)なども広まっている。
派生語に ρουμπινής(ルビー色の、-ής / -ιά / -ί の語形変化形容詞)、ρουμπινί(ルビー色、不変化の色名)など。
鉱物学的にはコランダム(α-酸化アルミニウム)の赤色品種で、クロムによって赤色に発色する。同じコランダムのうち、青色品種が ζαφείρι(サファイア)。黄色・緑色など他の色品種は γενικά ζαφείρια(一般のサファイア類)として区別される。

中性名詞 

植物
花