🦪

真珠

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基本情報

ギリシャ語

μαργαριτάρι

読み方

マルガリタリ・マルガリターリ

ラテン文字表記

margaritari

変化パターン

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日本語訳

  1. 真珠
  2. 真珠に似たもの(比喩)
  3. ひどい間違い、珍回答(比喩)

英語訳

pearl

語源・派生・関連語

ヘレニズム期のギリシャ語 μαργαρίτης(真珠)に指小辞 -άριον がついた中世ギリシャ語 μαργαριτάρι(ο)ν を経て現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。指小辞は本来「小さな真珠」を意味したが、現代では小ささのニュアンスは失われ「真珠」一般を指す中心語となっている。「文章のひどい間違い、珍回答」を指す比喩用法は、フランス語 perle やイタリア語 perla の同様の比喩用法を取り入れた意味借用(σημασιολογικό δάνειο)。

源にあるヘレニズム期の μαργαρίτης は東方起源の語と見られ、おそらくペルシャ語 مروارید(marvārid、真珠), サンスクリット系の真珠の語と関連する。ラテン語に margarita として入り、固有名詞の女性名 Μαργαρίτα(マルガリータ), ラテン語 Margarīta, フランス語 Marguerite, 英語 Margaret, ドイツ語 Margarete などの「マーガレット」系の女性名もすべて同じ語源で、「真珠」を意味する伝統的な美称。マーガリン(margarine)は脂肪酸エステルが真珠光沢を持つことからフランス人化学者が命名した近代の造語で、これも μαργαρίτης 由来。

派生に μαργαριτένιος(真珠製の、真珠のような), μαργαριτάκι(小さな真珠、指小形), μαργαρίτης(真珠、書きことばの古典的な形)。同じ μαργαρίτης から、ヒナギクを指す μαργαρίτα も派生し、「真珠のような花」の連想で植物名となった対の関係。類義語に πέρλα(真珠。フランス語 perle / イタリア語 perla からの外来借用、口語的・現代風)。同じ「真珠層・真珠光沢」を指す関連語として σεντέφι(真珠層、トルコ語 sedef 由来)。

真珠

貝の中で形成される有機宝石。真珠を生む貝殻の内側を覆う光沢層は σεντέφι(真珠層)と呼ばれる。

  • φυσικό μαργαριτάρι(天然真珠)
  • καλλιεργημένο μαργαριτάρι(養殖真珠)
  • ψεύτικο μαργαριτάρι(模造真珠)
  • αλιεία μαργαριταριών(真珠採集)
  • κολιέ με μαργαριτάρια(真珠のネックレス)

真珠に似たもの

白く輝く形状から、歯や涙を「真珠」にたとえる比喩として使われる。

  • δόντια σαν μαργαριτάρια, μικρά και άσπρα
  • 真珠のように小さく白い歯
  • teeth like pearls, small and white
  • Δύο μαργαριτάρια κύλησαν στα μάγουλά του.
  • 二粒の真珠(涙)が彼の頬を伝わった。
  • Two pearls (tears) rolled down his cheeks.

ひどい間違い、珍回答

主に書き言葉で、文章や発言におけるひどい間違いを皮肉的に指すのにも使われる。この用法はフランス語の perle やイタリア語の perla の語法になぞらえたものである。

  • μαθητική έκθεση γεμάτη μαργαριτάρια
  • 珍回答だらけの生徒の作文
  • a student essay full of “pearls” (blunders)

関連項目

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