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雄羊、牡羊、おひつじ座の人

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基本情報

ギリシャ語

κριάρι

読み方

クリアリ・クリアーリ

ラテン文字表記

kriari

変化パターン

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日本語訳

  1. 雄羊、牡羊
  2. おひつじ座の人(口語)

英語訳

ram, Aries

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 κριάρι(ν) ← κριάριον(小さな雄羊、雄羊)が現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。中世形は、古代ギリシャ語 κριός(雄羊)の指小形として -άριον が付いた形で、もとは「小さな雄羊」を意味したが、現代では指小性を失って雄羊一般を表す基本語になっている。古典形 κριός(雄羊、書きことば)と並走する二形が現代まで残る。

源にある古代の κριός は印欧祖語の「角を持つもの、雄の動物」を表す語根に由来する説と、地中海の前ギリシャ語基層に属する古い畜産語彙とする説の両方が論じられる。古代ギリシャでは雄羊が城門を破る兵器の名前にもなり(攻城の「破城槌」)、その用法はラテン語 aries(雄羊、軍事用の破城槌、星座名)にも引き継がれた。

ラテン語 aries はヨーロッパの天文・軍事語彙の中で重要な系譜を持ち、フランス語 bélier(雄羊、破城槌), 英語 Aries(牡羊座、← ラテン aries)が同じ意味の三層構造を共有する。古代ギリシャ語の κριός もまた、星座名 Κριός(牡羊座、おひつじ座)として黄道十二宮の最初の星座を指し、現代ギリシャ語の天文用語と占星術語彙の中核に位置する。

派生・関連語族として κριαράκι(小さな雄羊、指小形), κριάς(雄羊、まれな書きことば形), κριοσφάγος(雄羊を屠る祭儀、書きことば), αρνοκρίαρα(子羊と雄羊、まとめて言う口語)。羊の家族語彙では、上位語が πρόβατο(羊、一般語)で、その下に性・年齢で言い分ける形として、雄に κριάρι(雄羊), 雌に προβατίνα(雌羊), 子に αρνί(子羊), 親しみのある指小形に αρνάκι(小さな子羊、乳飲み仔羊)が並ぶ。同類の角を持つ雄家畜には τράγος(雄ヤギ、← 古代 τράγος)があり、ヤギと羊で雄の呼び分けが体系化されている。占星術では、口語で「おひつじ座の人」を κριάρι と呼ぶ用法があり、星座名そのもの Κριός(大文字始まり)と区別される。

雄羊、牡羊

羊のうち雄の個体を指す。雌羊や子羊と区別して、性別をはっきり言いたい場面で使う。

  • κέρατα κριαριού(雄羊の角)
  • αρσενικό πρόβατο(雄の羊)

おひつじ座の人

口語で、星占いのおひつじ座の人を指すのにも使う。星座名そのものではなく、その星座の人を言う形で、星座名は大文字の Κριός(牡羊座、おひつじ座)。

  • Είναι Κριός στο ζώδιο, αλλά τον λένε και κριάρι στην πλάκα.
  • 彼は星座でいうと牡羊座で、冗談まじりに「おひつじさん」とも呼ばれる。
  • His zodiac sign is Aries, and people jokingly call him a ram.

関連項目

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