🍈

メロン

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基本情報

ギリシャ語

πεπόνι

読み方

ペポニ・ペポーニ

ラテン文字表記

peponi

変化パターン

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日本語訳

  1. メロン

英語訳

melon

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 πεπόνι(ν)(メロン、← ヘレニズム期 πεπόνιον「小さなメロン、熟した瓜」、← 古代ギリシャ語の連語 σίκυος πέπων「熟したキュウリ・瓜」の πέπων を中性指小形にした形)が現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。古代の πέπων は形容詞で「熟した、やわらかな」を意味し、瓜の類が熟して食べごろになった状態を指していた語が、果物の名前として独立した。

源にある古代の πέπων(熟した、やわらかい、消化しやすい)は、動詞 πέπτω / πέσσω(熟させる、煮る、消化する)からの派生で、印欧祖語の「煮る、熟す」を表す語根に由来する。同じ語根からはラテン語 coquere(煮る、料理する、← 英 cook の語源), κουζίνα(台所、料理), πέψη(消化)が並び、「熟す・煮る・料理する」を表すヨーロッパの古層語彙の中心。

ラテン語経由の系譜では、ラテン語 melō(メロン、← 古代 μηλοπέπων「リンゴのような瓜」、← μῆλον「リンゴ」+ πέπων)からフランス語 melon, スペイン語 melón, イタリア語 melone, ドイツ語 Melone, 英語 melon が広まり、現代の各国語の「メロン」語彙の共通源となった。古代ギリシャ語の合成語が地中海・西欧の果物語彙の根本になっている例。ギリシャ語 πεπόνι は、その合成語の後半要素 πέπων だけを残して継承された形。

派生・関連語族として πεπονιά(メロンの株、植物体、← πεπόνι + -ιά 植物名接尾辞), πεπονόσπορος(メロンの種), πεπονόφλουδα(メロンの皮), πεπονόκαρπο(メロンの実、書きことば), πεπονοειδής(メロンのような形の、書きことば)。

同じ夏の果物の領域には、果肉と水分の多い καρπούζι(スイカ)が並んで現れることが多く、夏の果物 φρούτα του καλοκαιριού の代表として一緒に言及される。比喩用法では κεφάλι σαν πεπόνι(メロンのような細長い頭), βαρύ πεπόνι(怒っていかつく振る舞う人、文字どおり「重いメロン」)が口語で頻出する、形・性質を比喩する慣用句が活発な語。

メロン

おもに食用の果実としてのメロンを指す。切って食べる場面や、夏の果物としてまとめて言う場面でよく使う。

  • μια φέτα πεπόνι(メロン一切れ)
  • κεφάλι σαν πεπόνι(メロンのように細長い頭)
  • Το πεπόνι και το καρπούζι είναι καλοκαιρινά φρούτα.
  • メロンとスイカは夏の果物である。
  • Melon and watermelon are summer fruits.

成句・表現

  • βαρύ πεπόνι
  • 怒っていて近寄りがたいふりをする人、いかつく気取っている人(直訳:重いメロン)
  • Someone acting angry, tough, and inaccessible (literally: “heavy melon”).

関連項目

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