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耳飾り、イヤリング

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基本情報

ギリシャ語

σκουλαρίκι

読み方

スクラリキ・スクラリーキ

ラテン文字表記

skoulariki

変化パターン

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日本語訳

  1. 耳飾り

英語訳

earring

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 σκουλαρίκι(ν) ← σκουλαρίκιον < σκολαρίκιον(語頭 [o > u] は軟口蓋音 [k] と流音 [l] の影響を受けた変化)< σχολαρίκιον([sx > sk] の異化変化、ανομοίωση τρόπου άρθρωσης)< σχολάριος(宮廷警護兵)+ -ίκιον 指小接尾辞 の経路で、古代ギリシャ語に発する語が後期ラテン語を経由して中世ギリシャ語に再形成された逆方向の借用、αντιδάνειο(再借用)。源にある σχολάριος(後期ラテン語 scholaris、ビザンツ宮廷の近衛兵)が耳飾りを着用する習慣を持っていたことから、その指小形が「耳飾り」を意味するようになった、特徴的な命名。

源にある後期ラテン語 scholaris は、ラテン語 schola(学校、学派、宮廷警護隊、← 古代ギリシャ語 σχολή「閑暇、講義、学派」)からの派生で、ビザンツ帝国の宮廷では schola palatina(宮殿警護隊)が組織され、その隊員 scholaris が σχολάριος としてギリシャ語に取り入れられた。

源にある古代の σχολή(閑暇、ゆとり、議論、講義、学派)は、印欧祖語の「保つ、持つ」を表す語根に由来し、ラテン語 schola, 英語 school, scholar, scholarship, ドイツ語 Schule, 各国語の「学校」語彙の共通祖となった、ギリシャ語起源の最重要国際語の一つ。古代ギリシャ語の σχολή は、本来「労働から解放された自由時間」を意味し、その時間を学問・議論に充てたことから「学校・学派」へと意味が広がった。プラトンのアカデメイアやアリストテレスのリュケイオンの活動が σχολή と呼ばれた、西洋教育語彙の出発点となる概念。

つまり σκουλαρίκι は、「閑暇」を意味する古代ギリシャ語 σχολή が、ラテン語の宮廷警護隊名 schola を経て「警護兵」に転じ、その指小形が「警護兵が着けていた耳飾り」へと意味を移して、現代ギリシャ語に戻ってきた、極めて長い経路を持つ αντιδάνειο の典型例。

派生・関連語族として σκουλαρικάκι(小さなイヤリング、指小形), σκουλαρικιά(イヤリング状のもの), σκουλαρικιά(フクシア、← σκουλαρίκι + -ιά 植物名接尾辞、垂れ下がる花の形が耳飾りに似ることからの命名)。同じ装身具の領域には、指輪の δαχτυλίδι, ネックレスの κολιέ(← 仏 collier), ブレスレットの βραχιόλι(← 古代 βραχίων「腕」), ピアス用の τρύπημα στο αυτί(耳の穴あけ)が並び、装着部位で言い分けられる。慣用句では Να το βάλεις σκουλαρίκι στο αυτί σου(私の言葉を耳にイヤリングのように飾っておけ=肝に銘じよ)が頻出する、装身具を介した記憶の比喩表現の典型。

耳飾り

耳に着用する宝飾品。

  • διαμαντένια σκουλαρίκια(ダイヤモンドのイヤリング)
  • χρυσά σκουλαρίκια(金のイヤリング)
  • ασημένια σκουλαρίκια(銀のイヤリング)
  • σκουλαρίκια κρεμαστά(ぶら下がりタイプのイヤリング)

成句・表現

  • Να το βάλεις σκουλαρίκι στο αυτί σου.
  • 私の言葉を忘れないように。「肝に銘じなさい」(直訳:それを耳にイヤリングとしてつけなさい)
  • Keep my words as an earring in your ear; keep them in mind.

関連項目

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