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奇跡、驚異

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基本情報

ギリシャ語

θάμα

読み方

サマ・サーマ・タマ・ターマ

ラテン文字表記

thama

変化パターン

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日本語訳

  1. 奇跡
  2. 驚異、素晴らしいもの(比喩)

英語訳

miracle, wonder, marvel

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語 θαῦμα(驚異、奇跡、不思議なもの)が、子音群の同化(αφομοίωση)[vm > mm] と二重子音の簡略化(απλοποίηση)[mm > m] を経て現代の θάμα になった、口語的・文学的な短縮形の継承語(κληρονομιά)。書き言葉では古典形 θαύμα のほうが標準で、現代でも宗教・文学・公的文書では θαύμα が用いられ、θάμα は民衆語・口語・詩的表現に限定される。

源にある古代の θαῦμα は、動詞 θαυμάζω(驚く、感嘆する)の名詞形で、印欧祖語の「見る、注視する」を表す語根に由来する。アリストテレスの『形而上学』冒頭の「哲学は驚き(θαυμάζειν)から始まる」(Α 982b12)の有名な一節で、θαῦμα が哲学的探求の起点と位置づけられている。

ラテン語に thauma として入り、英語 thaumaturgy(奇跡、奇術、← θαῦμα + -ουργία「行い」), thaumatology(奇跡論、神学)など、近代の宗教学・神学用語の語幹となっている。

派生・関連語族として θαύμα(書きことばの古典形), θαυμάζω(驚く、感嘆する), θαυμασμός(驚嘆、感嘆), θαυμαστός(驚嘆すべき、素晴らしい), θαυματουργός(奇跡を行う者、神の名), θαυματούργημα(奇跡的行為), θαυματουργικός(奇跡的な)。類義語に μυστήριο(神秘、謎), σημείο(しるし、新約聖書の用語で奇跡の意味も), εκπληκτικό(驚くべきこと)。比喩的成句 πράματα και θάματα(出来事と奇跡 = 様々な驚くべき出来事の比喩)が日常で使われる。

関連項目

同じ分類 [信仰・神話] の単語

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