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秘教、内面性

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基本情報

ギリシャ語

εσωτερισμός

読み方

エソテリズモス・エソテリズモース

ラテン文字表記

esoterismos

変化パターン

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日本語訳

  1. 秘教、密教的教義
  2. 内面性

英語訳

esotericism, interiority

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語 ἐσωτερικός(内側の、内輪の、← ἔσω「内側」+ -τερικός)の語幹に、主義・体系を表す接尾辞 -ισμός をつけて造られた近代ギリシャ語の語で、フランス語 ésotérisme(19 世紀フランスで成立した秘教思想・神秘思想の体系名)の構造をそのままギリシャ語の素材で訳し移した翻訳借用(μεταφραστικό δάνειο)。同時に、古代の素材を学術的に再活用したという意味では学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)の側面も併せ持つ。

源にある古代の ἐσωτερικός は ἔσω(内側)の比較級語幹 -τερ- に形容詞接尾辞 -ικός がついた派生形容詞。古代ギリシャ哲学では、アリストテレスの著作群を「外向け(ἐξωτερικός、一般大衆向け)」と「内向け(ἐσωτερικός、門弟・内輪向け)」に分類する慣習があり、この区別が「秘伝の教義/公開の教え」という対概念の起源となった。

19 世紀ヨーロッパでアントワーヌ・コール・ド・ジェブラン(Antoine Court de Gébelin), エリファス・レヴィ(Éliphas Lévi)らが体系化した ésotérisme は、神秘主義・秘教思想・カバラ・ヘルメス哲学などを包括する近代的な用語として確立し、英語 esotericism, ドイツ語 Esoterik, イタリア語 esoterismo などに広まった。ギリシャ語ではラテン文字経由の借用ではなく、自言語の素材で訳し直した εσωτερισμός が定着した。

派生に εσωτεριστής(エソテリスト、秘教実践者), εσωτεριστικός(エソテリックの、内面的な)。類義語に αποκρυφισμός(オカルティズム、超感覚的な力に関する知識・実践の体系), μυστικισμός(神秘主義、神との合一など内面的な体験に重きを置く), ερμητισμός(ヘルメス主義), ροδοσταυρισμός(薔薇十字思想)。εσωτερισμός は「内側の知識を求める思想」という構造的特徴に焦点があり、より広い秘教・神秘思想の総称として用いる。

秘教、密教的教義

宗教的、神秘的、哲学的な文脈で、知識を入門者のみに共有し大衆化させない教義体系を指す。

  • θρησκευτικός εσωτερισμός(宗教的エゾテリズム)
  • μυστηριακός εσωτερισμός(神秘的エゾテリズム)
  • φιλοσοφικός εσωτερισμός(哲学的エゾテリズム)
  • εσωτερισμός και μεταφυσική(エゾテリズムと形而上学)
  • σχολές εσωτερισμού και διαλογισμού(秘教と瞑想の学校)

内面性

作品などが持つ、内面的な深みや精神的な性質を指すのにも使われる。

  • εσωτερισμός ενός έργου(作品の内面性)

関連項目

同じ分類 [信仰・神話] の単語

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同じ品詞 [男性名詞] の単語