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青銅、ブロンズ

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基本情報

ギリシャ語

μπρούντζος

読み方

ブルドゾス・ブルドーゾス・ブルンドゾス・ブルンドーゾス

ラテン文字表記

mprountzos

変化パターン

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日本語訳

  1. 青銅
  2. ブロンズ

英語訳

bronze

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 μπρούντζος(青銅)が現代まで受け継がれた語で、源はイタリア語 bronzo(青銅)にある外来借用(δάνειο)。借用の過程で、唇音 [b] の影響を受けた母音変化 [o > u](μπρόντζο > μπρούντζο)と、母音間の鼻音 [n] の脱落(αποβολή)を経て、現代ギリシャ語の μπρούντζος の形に整えられた。

源にあるイタリア語 bronzo は、語源について複数の説が論じられる、興味深い語族:(a)ペルシア語 پرنج berenj / pirinj(黄銅、青銅、← おそらく中世ペルシア語 bring「青銅・銅合金」)からアラビア語 برنز bironz, 後期ラテン語 bronzium / brundium を経た東洋経由説、(b)イタリアの都市 Brundisium(ブリンディシ、現プーリア州ブリンディシ、古代の重要な青銅器の生産地)に由来する説、(c)ラテン語 aes brundisinum(ブリンディシの青銅)の短縮説、(d)ゲルマン語 brunni(褐色、輝く、← ゴート語 brann-「燃える」)に由来する説など、定説がない。

近代以降のヨーロッパ各語の「青銅」語彙は、すべて bronze 系の系譜:英語 bronze, フランス語 bronze, スペイン語 bronce, イタリア語 bronzo, ドイツ語 Bronze, ロシア語 бронза bronza が並ぶ、近代金属工学・芸術の国際語の中核。19 世紀の考古学者・歴史学者によって「青銅器時代」(Εποχή του Χαλκού / Bronze Age)の概念が確立され、人類史の重要な時代区分として現代まで使われている。

書きことばの古典形 χαλκός(銅、青銅、← 古代 χαλκός)は、現代ギリシャ語にも並走しており、特に化学元素名(χαλκός = 銅、元素記号 Cu), 楽器(χάλκινα όργανα「金管楽器」), 古代史用語(χαλκολιθική εποχή「銅石器時代」)の文脈で使われる。古代ギリシャ語の χαλκός は最初は「銅」と「青銅」の両方を意味していたが、近代以降は「銅」を中心義とし、「青銅」は μπρούντζος で言い分けるようになった、近代金属学の用語整備の結果。

派生・関連語族として μπρούντζινος(青銅製の、ブロンズの、形容詞), μπρούντζος-ορείχαλκος(青銅と真鍮の合金), μπρούντζινο μετάλλιο(銅メダル、ブロンズメダル、ただし実際は銅含有率の高い合金で、純粋な銅ではないことから「ブロンズ」の名を冠する), άγαλμα από μπρούντζο(ブロンズ像), μπρούντζινο αντικείμενο(青銅製品、青銅器), αρχαία μπρούντζα(古代の青銅器), σκληρός μπρούντζος(硬質青銅)。

冶金学・歴史学的には、青銅は銅と錫を主成分とする合金(一般的に錫 5-20%)で、純粋な銅より硬く、加工しやすく、耐食性に優れることから、紀元前 3300 年頃から人類の道具・武器・装飾品の主要な金属となった。古代ギリシャ・ミケーネ文明の青銅器(剣、ヘルメット、装飾品), 古代ギリシャ・ローマの彫刻(リヤカイの御者、青銅の馬、ヘラクレス像), 中世ヨーロッパの教会の鐘、近代の硬貨・メダル・芸術作品まで、人類の物質文化の中核を成す素材。

オリンピックの三位入賞者に与えられる μπρούντζινο μετάλλιο(ブロンズメダル)は、古代ギリシャの青銅器文化の象徴的継承として、近代スポーツの中核儀礼に位置づけられる。ギリシャ・地中海・ヨーロッパの彫刻芸術では、ブロンズ像が古代から現代まで主要な彫刻素材として使われ、博物館・公共広場・記念碑の中核を成す。

同じ金属の領域には、近い概念として χαλκός(銅、化学元素), κασσίτερος(錫、青銅の主要成分), ορείχαλκος(真鍮、← 古代「山の銅」, 銅と亜鉛の合金), σίδερο(鉄), ατσάλι(鋼), αλουμίνιο(アルミニウム), χρυσός(金), ασήμι(銀)が並び、人類史・産業・装飾・科学の各領域で使われる金属語彙の体系を形成する。

文化的な象徴として、青銅は「永続性、力、古代性、誇り高さ」を表す素材として、彫刻・記念碑・メダルの中核に位置づけられる。色合いとしては「ブロンズ色」が、髪・肌・布・装飾品の色語として広く使われ、暖かみのある赤褐色から金茶色までの幅で展開する、文化的に豊かな語。

青銅、ブロンズ

銅を主成分とする合金を指す。素材としても、美術や装飾の仕上がりを言うのにも使う。

  • άγαλμα από μπρούντζο(ブロンズ像)
  • μπρούντζινο αντικείμενο(青銅製品)
  • μπρούντζινο μετάλλιο(銅メダル、ブロンズメダル)
  • Το μουσείο έχει ένα παλιό άγαλμα από μπρούντζο.
  • その博物館には古いブロンズ像がある。
  • The museum has an old bronze statue.

関連項目

同じ品詞 [男性名詞] の単語