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軟玉、ネフライト

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基本情報

ギリシャ語

νεφρίτης

読み方

ネフリティス・ネフリーティス

ラテン文字表記

nefritis

変化パターン

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日本語訳

  1. 軟玉

英語訳

nephrite, jade

語源・派生・関連語

ドイツ語 Nephrit(軟玉、ネフライト)からの外来借用(δάνειο)にギリシャ語の鉱物名接尾辞 -ίτης が一致する形で、近代鉱物学の術語として取り入れられた。ドイツ語 Nephrit 自体は古代ギリシャ語 νεφρός(腎臓)に鉱物・岩石の接尾辞 -it(古代 -ίτης 由来)を組み合わせた近代の造語で、ギリシャ語の素材で外国の科学者が造った国際語が再びギリシャ語に戻った αντιδάνειο の側面を併せ持つ。

近代鉱物学が成立する以前、この鉱物は「腎臓の病を治す石」として古来知られ、ヘレニズム期のギリシャ語に λίθος νεφρῖτις(腎臓の石、← νεφρός「腎臓」+ -ῖτις 形容詞接尾辞)の表現があった。中世から近代の地中海・ヨーロッパでは、腎結石・腎疝痛などの腎疾患に効くと信じて持ち歩く伝統があり、その薬効伝承がそのまま鉱物名となった。1789 年にフランス人鉱物学者アロイ・ド・サモンが lapis nephriticus を Nephrit として体系化し、近代の標準鉱物名として定着した。

英語 nephrite(ネフライト、軟玉)も同じ系統。同じ νεφρός から派生した医学用語に νεφρίτιδα(腎炎), 英語 nephritis, nephrology(腎臓学), nephron(ネフロン)などが並ぶ。

派生に乏しい鉱物学術語の典型で、宝石名・鉱物名としての用法に限られる。ίασπις(翡翠)を構成する 2 鉱物の一つで、もう一方の ιαδεΐτης(ジェダイト、硬玉)と区別される。色は白から濃緑色まで幅広く、中国・中央アメリカ・ニュージーランドなどで宝飾品・彫刻に古来用いられてきた。

軟玉

角閃石の一種で、カルシウム、マグネシウム、鉄から成る半貴石。色は白から濃緑色まで多岐にわたる。

  • γλυπτά από νεφρίτη(軟玉の彫刻)
  • κοσμήματα από νεφρίτη(軟玉の装飾品)

関連項目

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