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迷信深い人、迷信的な

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基本情報

ギリシャ語

δεισιδαίμονας

読み方

ディシデモナス・ディシデーモナス

ラテン文字表記

deisidaimonas

変化パターン

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日本語訳

  1. 迷信深い人
  2. 迷信的な(書き言葉)

英語訳

superstitious

語源・派生・関連語

ヘレニズム期のギリシャ語 δεισιδαίμων(属格 δεισιδαίμονος、対格 δεισιδαίμονα、迷信深い人、神霊を畏れる人)の対格 -ονα を主格として再形成した形を、近代以降に書き言葉から再導入した学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。

源にある古代の δεισιδαίμων は、動詞 δείδω(恐れる、畏怖する)の語幹 δεισι- と名詞 δαίμων(神霊、運命を割り当てるもの、超自然的存在)の合成で、文字どおり「神霊を畏怖する人」を意味した。古代では中立的・肯定的な「神々を敬虔に畏れ敬う人」を指したが、ヘレニズム期以降「理不尽な恐怖に駆られて超自然を信じる人」「迷信深い人」へと否定的なニュアンスへ変わった。新約聖書の使徒言行録(17

)でパウロがアテネ人を「δεισιδαιμονέστεροι(迷信深さの度合いが強い)」と評する場面があり、両義的な解釈の可能性を残す古典的な箇所として知られる。

ラテン語に superstitio(迷信)の対応語として伝わり、英語 superstitious, フランス語 superstitieux, ドイツ語 abergläubisch などヨーロッパ各語の「迷信深い」語彙はみなラテン語経由で並行発達した。なお、英語 demon, フランス語 démon もこの δαίμων 由来。

派生・関連語族として δεισιδαιμονία(迷信、抽象名詞), δεισιδαιμονικός(迷信の、迷信的な、形容詞), δαίμονας(神霊、悪霊、悪魔)。類義語に προληπτικός(縁起を担ぐ人、迷信深い、ただしより軽い意味で「ジンクスを気にする」程度のニュアンス)。δεισιδαίμονας は超自然的な力への非合理的な恐れを伴う「迷信深さ」を表す中心語で、書きことばで形容詞としても用いる。

迷信深い人

迷信を信じる人を指す。

  • Είναι πολύ δεισιδαίμονας και δεν περνάει ποτέ κάτω από σκάλα.
  • 彼はとても迷信深く、はしごの下を絶対に通り抜けない。
  • He is very superstitious and never walks under a ladder.

迷信的な

おもに書き言葉で、考え方や習慣が迷信に基づいていることを表す。

  • δεισιδαίμονες αντιλήψεις(迷信的な考え方)
  • δεισιδαίμονες συνήθειες(迷信的な習慣)

関連項目

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