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全体が赤い、真っ赤な

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基本情報

ギリシャ語

ολοκόκκινος

読み方

オロコキノス・オロコーキノス

ラテン文字表記

olokokkinos

変化パターン

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日本語訳

  1. 全体が赤い
  2. 真っ赤な

英語訳

all-red, solid red

語源・派生・関連語

κόκκινος(赤い)に、全体性・包括性を表す接頭辞 ολο-(全部、すっかり、← 古代 ὅλος「全体の、全部の」)を付けたギリシャ語内部の派生(εσωτερικός σχηματισμός)。中世ギリシャ語期から現代までの生産的な造語パターンに乗った形容詞で、色形容詞に「全体・全面」の意味を加える系列の語族の一員。

源にある古代の ὅλος(全体の、完全な、全部の)は、印欧祖語の「全体、完全」を表す語根に由来し、サンスクリット sárva-(全体), ラテン語 sollus(全体の、← 英 solid, solidarity)と関連する古層語。古代ギリシャ語の ὅλος からは、現代まで広範な派生語族が継承される:όλος(全体の、全部の、現代の継承形), ολοκληρος(完全な、無傷の、← ὅλος + κλῆρος「分け前」), ολοκλήρωση(完成、完了、積分、← 数学用語 integration の翻訳借用), ολοκαύτωμα(焼尽の供物、ホロコースト、← ὅλος + καίω「焼く」, 英 holocaust), ολόσωμος(全身の), ολονυκτία(徹夜), ολομερής(全体的な、書きことば), ολοταχώς(全速力で、書きことば)が並ぶ、極めて生産的な造語要素。

接頭辞 ολο- の使用パターンは色形容詞だけでなく広範で、ολοζώντανος(生き生きとした), ολόκληρος(完全な), ολόλευκος(一面真っ白), ολόμαυρος(一面真っ黒), ολοκόκκινος(一面真っ赤), ολοπράσινος(一面真っ緑), ολοκίτρινος(一面真っ黄色)など、全体性を強調する形容詞の系列を形成する。

近い強調パターンには、別系統の κατα- 系(強度・徹底を強調)が並走する:κατακόκκινος(真っ赤な、強い赤), κατάλευκος(真っ白な、強い白), κατάμαυρος(真っ黒な、強い黒)。ολο- は色の覆う範囲・全体性を強調し、κατα- は色そのものの強度・鮮やかさを強調する、という棲み分けがある。

派生・関連語族として ολοκόκκινος(男性形), ολοκόκκινη(女性形), ολοκόκκινο(中性形), ολοκόκκινος ουρανός(一面赤い空、夕焼け), ολοκόκκινα δέντρα(真っ赤な木々、紅葉), ολοκόκκινα μήλα(一面赤いリンゴ), ολοκόκκινο φόρεμα(赤一色のドレス)。

紅葉・夕焼け・赤いリンゴの収穫・全身赤の服装など、自然と生活の場面で「全面が赤」になる状態を描写する典型的な形容詞として、季節描写・風景描写・ファッション・食文化の語彙の中で頻出する、視覚的に豊かな表現の中核を担う。

全体が赤い、真っ赤な

もの全体が赤く見えること、一面が赤に染まっていることをいう。

  • ολοκόκκινο πρόσωπο(顔じゅう真っ赤な顔)
  • ολοκόκκινα μήλα(真っ赤なリンゴ)
  • ολοκόκκινο φόρεμα(真っ赤な服)
  • Τα δέντρα έγιναν ολοκόκκινα το φθινόπωρο.
  • 木々は秋に一面赤くなった。
  • The trees turned all red in autumn.

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