#🔴 赤系の色
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ギリシャ語:φραουλί
読み方:フラウリ・フラウリー
ラテン文字:fraouli
φράουλα(イチゴ)からできた色名である。イチゴの実の赤みとピンクみをあわせた色合いを表す。
現代ギリシャ語では不変化形容詞として、名詞の性・数にかかわらずそのまま使われるほか、中性名詞としていちご色そのものも指す(το φραουλί(いちご色))。
ροδακινί(桃色の、ピーチ色の) よりも、φραουλί はもっと赤みが強い。はっきりしない赤み全般では κοκκινωπός(赤みがかった、赤っぽい) に近づくこともあるが、φραουλί には果実らしい明るさが残る。
意味は、いちご色の、赤みのあるピンクの、いちご色。服や小物、化粧品の色に使いやすい。
ギリシャ語:κεραμιδί
読み方:ケラミディ・ケラミディー
ラテン文字:keramidi
κεραμιδί(瓦色の、赤茶色の)は、κεραμίδι(瓦、屋根瓦)からできた色名である。現代ギリシャ語では、焼いた瓦を思わせる赤茶色を表す。
不変化形容詞として名詞の性・数にかかわらずそのまま使われるほか、中性名詞として瓦色そのものも指す(το κεραμιδί(瓦色))。
μπορντό(ボルドー色の、深い赤紫の、ボルドー色) が紫みのある深い赤を指すのに対して、κεραμιδί はもっと土っぽい赤茶色を言いやすい。茶色寄りの暗さでは σοκολατί(チョコレート色の、濃い茶色の、チョコレート色) と近づくが、κεραμιδί には焼いた土の赤みが残る。
意味は瓦色の、赤茶色の、瓦色。屋根、壁、布、小物、焼き物の色に使いやすい。
ギリシャ語:μπορντό
読み方:ボルド・ボルドー・ボルンド・ボルンドー
ラテン文字:bordo
μπορντό(ボルドー色の、深い赤紫の)は、フランスの地名 Bordeaux とそのワイン名に関わる色名から入った語である。現代ギリシャ語では、濃い赤に紫みや茶みが差した色を言う。
不変化形容詞として名詞の性・数にかかわらずそのまま使われるほか、中性名詞としてボルドー色そのものも指す(το μπορντό(ボルドー色))。
κόκκινος(赤い、赤色の) よりも、μπορντό は暗く深い赤紫を指す。紫みが前に出る場面では μελιτζανί(ナス紺の、茄子色の) に近づくが、μπορντό はワイン色らしい赤みを保ちやすい。
意味はボルドー色の、深い赤紫の、ボルドー色。服、口紅、家具、内装の色などで使いやすい。
ギリシャ語:κοκκινωπός
読み方:コキノポス・コキノポース
ラテン文字:kokkinopos
κόκκινος(赤い、赤色の) に、古代ギリシャ語 ὤψ(目、顔)にさかのぼる -ωπός(〜色を帯びた)が付いてできた形容詞である。現代ギリシャ語では、完全な赤ではなく、赤みを帯びた色を言う。
κόκκινος(赤い、赤色の) がはっきり赤い色を言うのに対して、κοκκινωπός はその赤が少し差して見える状態を言いやすい。顔色や肌では ροδαλός(ほんのり赤い、バラ色の)に近づくこともあるが、κοκκινωπός はもっと一般に「赤っぽい」を言える。
意味は赤みがかった、赤っぽい。空、肌、石、液体などの微妙な色合いに使いやすい。
ギリシャ語:ροδαλός
読み方:ロダロス・ロダロース
ラテン文字:rodalos
ροδαλός(ほんのり赤い、バラ色の)は、ρόδο(バラ)に関わる形からできた語である。現代ギリシャ語では、花びらや頬のようなやわらかい赤みを表す。
ροδακινί(桃色の、ピーチ色の) が黄みも感じるやさしい桃色に寄るのに対して、ροδαλός はもっと血色のある赤みを言いやすい。はっきりしない赤み全般では κοκκινωπός(赤みがかった、赤っぽい)とも近いが、ροδαλός は顔色や花の色でやわらかい印象を持ちやすい。
意味はほんのり赤い、バラ色の。頬、唇、朝焼け、花びらの色に使いやすい。
ギリシャ語:ολοκόκκινος
読み方:オロコキノス・オロコーキノス
ラテン文字:olokokkinos
κόκκινος(赤い、赤色の) から、全体性を表す接頭辞 ολο-(まるごと、全面的に)が付いてできた形容詞である。現代ギリシャ語では、全体が赤一色に見えることを言う。
κατακόκκινος(真っ赤な、真紅の) が赤さの鮮やかさを押し出しやすいのに対して、ολοκόκκινος は「どこも赤い」という全体性を言う。
意味は全体が赤い、真っ赤な。顔、服、果実、風景などが一面赤いときに使える。
ギリシャ語:κατακόκκινος
読み方:カタコキノス・カタコーキノス
ラテン文字:katakokkinos
κόκκινος(赤い、赤色の) に強調の接頭辞 κατα-(強く、すっかり)が付いてできた形容詞である。現代ギリシャ語では、色が強くはっきり赤いことを言う。
ふつうの κόκκινος(赤い、赤色の) よりも、κατακόκκινος は色の強さが一段前に出る。顔が真っ赤になる、花が真紅に見える、というような場面で使いやすい。
ολοκόκκινος(全体が真っ赤な)は全体が赤で覆われている感じに寄りやすく、κατακόκκινος は赤さの鮮やかさや強度を言いやすい。
意味は真っ赤な、真紅の。鮮やかな赤や、赤さが強く目立つ状態を表す。
ギリシャ語:ρόδινος
読み方:ロディノス・ローディノス
ラテン文字:rodinos
古代ギリシャ語の ῥόδινος(バラ色の)に由来。ῥόδον(バラ)に形容詞を作る -ινος が付いた語で, バラの花びらを思わせるやわらかな赤みを表す。色から, 物事が好都合に進むことや先行きが明るいことを表す比喩にも使う。
英語 roseate(バラ色の), ラテン語 roseus(バラの, バラ色の)は ῥόδον の語族の仲間。元の名詞は ρόδο(バラ)で, 中性名詞化した ρόδινο(バラ色そのもの)が ρόδινος の派生。近い色名に ροδής(淡いバラ色の), τριανταφυλλής(バラ色の), τριανταφυλλένιος(バラのような色の), ροδαλός(血色のよい, バラ色の), ροδοκόκκινος(バラがかった赤の)。
ふだん「バラ」と言うときは τριαντάφυλλο が一般的で, ρόδινος はバラからの連想色を表す形容詞として文語や色名に使うことが多い。色味としては κόκκινος(赤い)より淡くやわらかい赤みで, 比喩の「順調な」は ευνοϊκός(好都合な)に近い。
ギリシャ語:ροζ
読み方:ロズ・ローズ
ラテン文字:roz
ラテン語の rosa(バラ)にさかのぼるフランス語 rose(ピンク)から入った借用語。フランス語の rose は、もともとバラを意味する語から色名になったもので、現代ギリシャ語の ρόδο(バラ)とも同じ語源につながる。
現代ギリシャ語では、μπλε(青)や γκρι(グレー)と同じく、性・数・格で形が変わらない不変化語として定着している。
基本は、淡い赤を帯びた色としての「ピンク」。形容詞として色を表すだけでなく、名詞としてピンク色そのものやピンク色の服も指す。κόκκινο(赤)よりやわらかく、μοβ(紫)に寄りすぎない中間的な色合いを広くカバーする。
近い色名として、ροζέ(ロゼ色)、σομόν(サーモンピンク)、φούξια(フューシャ)なども並べられる。
そこから俗語的に、性的でいかがわしい内容をもつものを表す意味にも広がる。とくに ροζ ξενοδοχείο(ラブホテル)は、情事のために使うホテルを指す。
指小形には ροζάκι(小さめのピンク、かわいらしいピンク)、ροζουλί(やわらかいピンク)があり、どちらも小ささややわらかさを感じさせる「ピンク」の言い方として使われる。
成句では ροζ σύννεφο(ピンクの雲)が、現実を離れて理想化された夢見心地の状態を表す。また ροζ τηλέφωνα / ροζ γραμμή(有料のエロティックな電話サービス)は、性的な会話や録音メッセージを提供する回線を指す。
ギリシャ語:κερασί
読み方:ケラシ・ケラシー
ラテン文字:kerasi
κεράσι(サクランボ)に由来する口語の不変化語。サクランボのような赤みを帯びた色を表し、形容詞としても名詞としても使われる。
同じサクランボ色を表す語に κερασένιος がある。κερασί は不変化語として形容詞にも名詞にも使えるのに対し、κερασένιος は語尾変化する形容詞。
比較対象として βυσσινί、κεραμιδί、μπορντό が挙がる。
口語で、サクランボのような赤みを帯びた色合いを表す。形容詞として名詞の後ろに置かれ、名詞では色そのものを指す。
ギリシャ語:κερασένιο
読み方:ケラセニョ・ケラセーニョ
ラテン文字:kerasenio
形容詞 κερασένιος(サクランボ色の、サクランボ風味の)の中性形が名詞として用いられるようになったもの。
サクランボ色そのものを指す。
ギリシャ語:κερασένιος
読み方:ケラセニョス・ケラセーニョス
ラテン文字:kerasenios
ギリシャ語:άλικο
読み方:アリコ・アーリコ
ラテン文字:aliko
形容詞 άλικος(鮮紅色の)の中性形が名詞として用いられるようになったもの。
鮮紅色そのものを指す。
ギリシャ語:άλικος
読み方:アリコス・アーリコス
ラテン文字:alikos
トルコ語の al(赤)に、ギリシャ語の形容詞語尾 -ικος を付けた外来借用。al は古くからテュルク諸語にある赤を表す語で、オスマン期にギリシャ語化され、宝石や絹織物、刺繍などの赤を指す日常の語として定着した。
類義語に κόκκινος(赤の。赤全般を指す総称), σκαρλάτος(緋色の。中世ラテン語 scarlatum 経由イタリア語 scarlatto 由来の外来借用), κατακόκκινος(真っ赤な。κατά- 強調+κόκκινος の合成), βαθυκόκκινος(深紅の), πορφυρός(貝紫色の、紫紅色の。古代ギリシャ語由来), φλογάτος(炎のような赤)。άλικος は鮮やかで深みのある赤、緋色から深紅までの生き生きとした赤を指す形として、文学的・比喩的な文脈でよく使う。派生に άλικο(中性形を名詞化したもの。鮮紅色そのものを指す)。
ギリシャ語:βυσσινής
読み方:ヴィシニス・ヴィシニース
ラテン文字:vyssinis
古代ギリシャ語の βύσσινος(亜麻布の)から。βύσσινος は中世にサワーチェリーを指す βύσσινο へ転じ、その形容詞形が βυσσινής。熟したサワーチェリーのような暗く濃い赤色を表す。ふつうのさくらんぼ色は κερασένιος。
形容詞形には語尾変化する βυσσινής(-ιά, -ί)と、不変化の βυσσινί がある。口語では βυσσινί が広く使われ、名詞としても用いられる。
類義語に κόκκινος(赤)や μπορντό(ボルドー)など。πορφυρός(貝紫色の)より赤みが強く紫みは少ない。
ギリシャ語:πορφυρός
読み方:ポルフィロス・ポルフィロース
ラテン文字:porfiros
古代ギリシャ語の πορφυροῦς / πορφύρεος(貝紫色の。πορφύρα「貝紫染料、ムラサキガイ」由来)からの学術借用(διαχρονικό δάνειο)で、語末の屈折型を現代ギリシャ語の -ός 型形容詞に整えなおして πορφυρός の形に落ち着いた。πορφύρα 自体は動詞 πορφύρω(波が逆巻く、湧き立つ)に由来する古層の語で、ヘキサプレックス科の巻貝(ツロツブリガイ、シリアツブリガイ)から取れる紫染料と、その色をした貝そのものを指した。プリニウスが「凝固した血の色」と形容したように赤と紫の境界にあたる深い色で、古代から中世にかけて高貴さの象徴となり、ビザンツ帝国では皇帝の子が πορφυρογέννητος(紫室生まれの)と呼ばれた。古代の πορφύρα はラテン語 purpura を経て、英語 purple(紫), porphyry(斑岩), ロシア語 порфира(皇帝の紫衣), ルーマニア語 porfiră(紫染料)の源になった。
類義語に βαθυκόκκινος(深紅の。βαθύς「深い」+ κόκκινος の合成), μοβ(紫の。フランス語 mauve 由来の外来借用で、日常の「紫」を指す), κόκκινος(赤の。日常の赤の総称), βυσσινί(えんじ色の、サワーチェリー色)。πορφυρός は古代由来の文学的・格式高い語で、夕日や王衣のような赤と紫の境界にある深い色を指す書き言葉の形として使う。派生に πορφυρό(中性形を名詞化したもの。貝紫色そのものを指す)。関連語に πορφύρα(貝紫染料、紫衣、ムラサキガイ), πορφυρογέννητος(紫室生まれ、皇帝の血筋の。ビザンツ皇族の称号), καταπόρφυρος(全身紫色の。κατά- 強調の合成)。
ギリシャ語:ερυθρός
読み方:エリスロス・エリスロース・エリトゥロス・エリトゥロース
ラテン文字:erithros
ギリシャ語:κόκκινος
読み方:コキノス・コーキノス
ラテン文字:kokkinos
ヘレニズム期ギリシャ語の κόκκινος(赤い、深紅の)を継承。古代ギリシャ語の κόκκος(粒、種、ケルメス=赤い染料をとる虫)に形容詞を作る接尾辞 -ινος を付けた形で、もとは κόκκος で染めた深紅を指した。英語 coccus(球菌。球形の細菌)は、この κόκκος からラテン語を経て入った学術借用。
類義語に ερυθρός(赤の、紅の。公式・学術や文芸の文脈で使う硬い形), πορφυρός(深紅、王侯の赤紫), άλικος(鮮やかな赤)。派生に κοκκινάδα(赤み、赤らみ), κοκκινάδι(頬紅、口紅), κοκκινέλι(コキネリ。薄口の赤ワイン), κοκκινάκι(赤色。指小形), κοκκινίζω(赤くなる、赤くする), κοκκινιστός(トマトソースで煮込んだ), κοκκινωπός(赤みがかった)。合成語に σκουροκόκκινος(暗赤色の), βαθυκόκκινος(深紅の), ροδοκόκκινος(バラのように赤い), κοκκινοπίπερο(赤ピーマン、パプリカ), κοκκινοφάσουλο(赤インゲン), κοκκινολαίμης(ヨーロッパコマドリ), Κοκκινοσκουφίτσα(赤ずきん)。関連語に中性形 κόκκινο(赤色、赤信号)。
:::vocab
- κόκκινη γραμμή(レッドライン。譲れない一線)
- κόκκινη κάρτα(レッドカード。退場、拒絶)
- κόκκινη ζώνη(レッドゾーン。立ち入り禁止区域)
- κόκκινο πανί(赤い布。比喩:人を激怒させるもの、目の敵)
- κόκκινο χαλί(レッドカーペット)
- κόκκινος συναγερμός(レッドアラート。最大警戒)
- κόκκινα δάνεια(不良債権。返済が滞っているローン)
- κόκκινος πλανήτης(赤い惑星。火星)
- Κόκκινος Στρατός(赤軍。ソ連軍)
:::

形容詞
中性名詞
赤系の色 

茶系の色 
紫系の色 


黄系の色 

食べ物 



