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琥珀、琥珀色の

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基本情報

ギリシャ語

κεχριμπάρι

読み方

ケフリバリ・ケフリバーリ・ケフリンバリ・ケフリンバーリ

ラテン文字表記

kechrimpari

変化パターン

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日本語訳

  1. 琥珀
  2. 琥珀色の

英語訳

amber

語源・派生・関連語

トルコ語 kehribar(琥珀)にギリシャ語の中性語尾 -ι がついた外来借用(δάνειο)。さらにトルコ語の元はペルシャ語 کهربا(kahrubā、文字どおり「藁を引きつけるもの」、kāh「藁」+ rubā「引きつける、奪う」)にさかのぼる。琥珀は擦ると静電気を帯びて藁などの軽いものを引きつける性質があり、その性質がそのまま名前になった、世界の言語学史で有名な命名例の一つ。

古代ギリシャ語では同じ琥珀を ἤλεκτρον(エーレクトロン)と呼び、これも擦ると引きつける性質に注目した命名と見られる。中世以降ペルシャ語・トルコ語経由で κεχριμπάρι が日常語として定着し、古代の ἤλεκτρον は学術借用として ήλεκτρο の形で残るが、対の関係で語の重みが分かれている。なお、近代の物理学・電気の用語 ηλεκτρισμός(電気)、ηλεκτρόνιο(電子)、electric、electricity、electron などはすべてこの ἤλεκτρον からの派生で、琥珀の静電気の発見が電気現象の研究の出発点になった歴史を反映している。

ペルシャ語 kahrubā は中世イスラム世界の通商で広く知られ、アラビア語 كهرباء(kahrabāʾ)を経て、現代アラビア語ではこの語が「電気」の意味でも使われる。トルコ語 kehribar, ブルガリア語 кехлибар, ルーマニア語 chihlimbar など、東地中海・バルカン諸語にも共通の語源で広まった。

派生・関連語に乏しい外来語の典型で、宝石名・色名としての用法に限られる。「琥珀色の」を表す形容詞の代用として、不変化的に名詞 κεχριμπάρι を比喩で使う μάτια σαν κεχριμπάρι(琥珀色の目), κρασί κεχριμπάρι(琥珀色のワイン)のような連語が多い。

琥珀

天然樹脂の化石である琥珀の一般的な名称。

琥珀色の

琥珀のような透き通った黄色や飴色を指す表現。レツィーナ(松脂入りのワイン)の美しく澄んだ黄色を称えるのにも使われる。

  • ρετσίνα κεχριμπάρι, με ωραίο, κίτρινο, διαυγές χρώμα
  • 琥珀色のレツィーナ、美しく澄んだ黄色
  • amber retsina, with a beautiful, yellow, clear color

成句・表現

  • μάτια σαν κεχριμπάρι
  • 琥珀色の目
  • amber eyes
  • Το κρασί είναι κεχριμπάρι.
  • ワインが非常に高品質で美しい色をしている(直訳:ワインが琥珀である)
  • The wine is amber.

関連項目

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