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マッチ、切れ者、強い酒、塩酸

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基本情報

ギリシャ語

σπίρτο

読み方

スピルト・スピールト

ラテン文字表記

spirto

変化パターン

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日本語訳

  1. マッチ
  2. とても頭の切れる人
  3. 強い酒、アルコール
  4. 塩酸

英語訳

match, whiz, spirits, hydrochloric acid

語源・派生・関連語

語源

σπίρτο はイタリア語の spirito(アルコール、スピリッツ)から入った借用語。もとの「アルコール」の意味は、現代ギリシャ語でも俗語としての「強い酒」や、化学の言い方の σπίρτο του άλατος(塩酸)に残っている。

現代の日常語では、そこから意味が大きく広がり、まず「マッチ」を指す語として定着している。さらに比喩では、ぱっと火がつく感じから、頭の回転が速い人を言うくだけた言い方にもなる。

近い語と使い分け

火をつける道具としては、やや古風な言い方に πυρείο(マッチ、火打ち具)があり、現代の日常語では αναπτήρας(ライター) が対応する。比喩の「切れ者」という意味では、σπίθα(火花、きっかけ、残り火)も近い。

酒の語としては、ποτό(飲み物、酒、飲酒)が飲み物や酒全般を広く言えるのに対し、σπίρτο は俗に度数の強い酒やアルコールを荒っぽく指す。ワインのように酒の種類を限って言う κρασί(ワイン)とは守備範囲が違う。

意味

主な意味はマッチ。そこから、くだけた比喩で「とても頭の切れる人」、俗語で「強い酒、アルコール」、固定した化学の言い方では「塩酸」も表す。

比喩表現での広がり

人を褒めて σπίρτο と言うと、頭の回転が速くて要領のいい人を表す。言い方によっては素直な称賛にも、軽い皮肉にもなる。

マッチ

小さな木片や厚紙の先に可燃性の薬剤を塗った、こすって火をつける道具を指す。箱入りの配布用マッチや、一本だけのマッチもこの語で言える。

  • αναμμένο σπίρτο(火のついたマッチ)
  • καμένο σπίρτο(燃えたマッチ)
  • σβηστό σπίρτο(消えたマッチ)
  • η φλόγα του σπίρτου(マッチの炎)
  • διαφημιστικά σπίρτα(広告用マッチ)
  • ένα κουτί σπίρτα(マッチ箱)

とても頭の切れる人

くだけた比喩で、非常に頭がよく、飲み込みや判断が速い人を指す。分野を添えて「その方面に強い人」と言うこともでき、言い方しだいでは皮肉にもなる。

  • ξεφτέρι(切れ者)
  • σαΐνι(切れ者)
  • σπίθα(火花、転じて頭の切れる人)
  • τσακάλι(やり手、抜け目のない人)
  • τσακμάκι(火打ち石、転じて切れ者)
  • στουρνάρι(石頭、鈍いやつ)
  • Είναι σπίρτο στη Φυσική.
  • 彼は物理に関しては本当に切れ者だ。
  • He is a real whiz at physics.
  • Μπράβο, σκέτο σπίρτο είσαι.
  • うまいねえ、ほんと「天才」だこと。
  • Bravo, you’re such a “genius”.

強い酒、アルコール

俗語で、アルコールそのものや、度数の高い酒をざっくり指す。飲み物全般よりも「きつい酒」の感じが前に出る言い方。

塩酸

化学では、決まった言い方の中で塩酸を指す。

  • σπίρτο του άλατος(塩酸)

成句・表現

  • σπίρτο μοναχό
  • ずば抜けて頭の切れる人(直訳:ひとりだけのマッチ)
  • a real whiz
  • σπίρτο αναμμένο
  • ぱっと反応できる、とても頭の切れる人(直訳:火のついたマッチ)
  • sharp as a tack

関連項目

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