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カーネーション、クローブ、丁子

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基本情報

ギリシャ語

γαρίφαλο

読み方

ガリファロ・ガリーファロ

ラテン文字表記

garifalo

変化パターン

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日本語訳

  1. カーネーション
  2. カーネーションのように開いたもの(比喩)
  3. クローブ

英語訳

carnation, clove

語源・派生・関連語

ヴェネト方言(ヴェネツィア語)の garofolo(カーネーション、クローブ)から中世ギリシャ語に入った αντιδάνειο(返り借用)。ヴェネト方言の garofolo はラテン語 caryophyllum を経て、もとの形は中世ギリシャ語・ヘレニズム期の καρυόφυλλον(クローブ)にさかのぼる。さらに遡ると、καρυόφυλλον 自体は本来東方系(ペルシャ語 karänfel など)の植物名で、ギリシャ語に取り入れられる際に κάρυον(クルミ)+ φύλλον(葉)に分解しなおされて「クルミの葉」と理解された παρετυμολογία(民間語源)の結果の形。すなわちもとは東方の植物名がギリシャ語化を受け、ラテン語・ヴェネト方言を回って、中世末期に再びギリシャ語に戻ってきた語にあたる。中世形 γαρόφαλο から γαρίφαλο への [o > i] 変化は、おそらくもとの καρυόφυλλο の語形からの影響とされる。

もとは香辛料のクローブを指す名前だったが、カーネーションの花がクローブに似た香りを持つことから、のちに花のカーネーションも指すようになった。同じ καρυόφυλλον / caryophyllum から、英語 clove(クローブ), gillyflower(カーネーション、ストック類), 学術名 Caryophyllaceae(ナデシコ科)など、ヨーロッパ各語の関連語彙が広まっている。

派生に γαριφαλάκι(小さなカーネーション、小さなクローブ、指小形), γαριφαλιά(カーネーションの茎・株), γαριφαλένιος(カーネーションのような)。同義語の μοσχοκάρφι(クローブ、文字どおり「ムスクの釘」)はとくに香辛料用法で並んで使う。比喩的に「ぱっくりと開いたもの」を表す用法(ντομάτα γαρίφαλο「カーネーション切りのトマト」など)も特徴的。

カーネーション

ナデシコ科の花で、γαρίφαλο の最も一般的な意味。

  • Φορούσε ένα γαρίφαλο στο πέτο.
  • 彼はラペルにカーネーションを挿していた。
  • He wore a carnation in his lapel.
  • γαρίφαλο στ’ αυτί
  • 耳に挿したカーネーション
  • a carnation behind the ear

カーネーションのように開いたもの

開いたカーネーションの花に見立てて、ぱっくりと開いたものを指すのにも使われる。

  • ντομάτα γαρίφαλο
  • カーネーションのように切り込みを入れて開いたトマト
  • carnation-shaped tomato
  • Του άνοιξε το κεφάλι γαρίφαλο.
  • 彼の頭の傷口がぱっくりと開いた。
  • His head opened up like a carnation.

クローブ

乾燥した花蕾を香辛料として用いる。μοσχοκάρφι(ムスクの釘)とも呼ばれる。

指小語

γαριφαλάκι は γαρίφαλο の指小形で、小さなカーネーションや小さなクローブを指す。

関連項目

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