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ツバメ、燕

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基本情報

ギリシャ語

χελιδόνι

読み方

ヘリドニ・ヘリドーニ

ラテン文字表記

chelidoni

変化パターン

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日本語訳

  1. ツバメ

英語訳

swallow

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語の χελιδών(ツバメ)の指小形 χελιδόνιον(ヘレニズム期に「小さなツバメ」)が、中世ギリシャ語の χελιδόνι(ν) を経て、指小辞の意味を失って単に「ツバメ」を指す形として今に至る継承語。古代の χελιδών 自体は印欧祖語にさかのぼる確実な同根語が見当たらず、Beekes は語末の -ιδ- が非インド・ヨーロッパ語に多い形態であることから先ギリシャ語基層からの借用語と位置づけている。ラテン語 hirundō(ツバメ)も同じ地中海系基層語からの並行借用と考えられている。同じ χελιδόνιον は薬草の名としても古代から使われた。ツバメの到来とともに咲くとされたクサノオウ(Chelidonium majus)の古名で、植物学名 Chelidonium、英語 chelidonine(ケリドニン、クサノオウ由来のアルカロイド)の語源にもなった。

χελιδόνι は背中が黒く腹が白い、二股に分かれた尾を持つ小型の渡り鳥(Hirundo rustica)を指す形として広く使い、ある土地への到来が春の訪れの前兆とされる文化的シンボルでもある。派生に χελιδονάκι(小さなツバメ。指小形), χελιδόνισμα(春のツバメの渡来を祝う民俗的な歌謡), χελιδονοφωλιά(ツバメの巣)。関連語に χελιδόνα(古代 χελιδών の女性形を保った別形), χελιδών(古代由来の文語・学術形), άνοιξη(春。ツバメの到来と結びつく季節)。

ツバメ

背中が黒く腹が白い、二股に分かれた尾をもつ小さな渡り鳥。ある土地に現れることが άνοιξη(春)の訪れの前兆とされる。

  • Γύρισαν τα χελιδόνια στις φωλιές τους. Έφεραν την άνοιξη.
  • ツバメたちが巣に戻ってきた。春を連れてきたのだ。
  • The swallows returned to their nests. They brought the spring.

成句・表現

  • Ένα χελιδόνι δε φέρνει την άνοιξη.
  • たった一つの兆候で物事を判断してはならない。「一燕春を為さず」(直訳:一羽のツバメは春を運んでこない)
  • One swallow does not make a spring.

関連項目

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