🦡

アナグマ、ヨーロッパアナグマ

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基本情報

ギリシャ語

ασβός

読み方

アズヴォス・アズヴォース

ラテン文字表記

asvos

変化パターン

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日本語訳

  1. アナグマ、ヨーロッパアナグマ

英語訳

badger

語源・派生・関連語

スラヴ語 jazv(ă)(アナグマ)からギリシャ語に入った外来借用(δάνειο)に、ギリシャ語の男性名詞語尾 -ός を付けて整えた語。中世期から近世にかけてのバルカン半島でのスラヴ語圏との文化接触の中で、生活語彙・動物語彙が広まる過程で取り入れられた。

源にあるスラヴ語の祖形 *jazva(アナグマ、穴)は、印欧祖語の「鋭い・尖った」を表す語根に由来する説と、原スラヴ語の「穴、巣穴」を表す語根との関連説が論じられる。アナグマが地中に深い巣穴を掘って暮らす習性から、「穴の動物」として命名されたという解釈が伝統的。同じ語族からは、ブルガリア語 язовец jazovets(アナグマ), セルビア・クロアチア語 jazavac, ロシア語 язва jazva(古語、傷、潰瘍), ポーランド語 jaźwiec(古語、アナグマ)が並び、スラヴ諸語の動物・地形語彙の中で同系の系譜を保つ。

ギリシャ語の動物語彙には、スラヴ語起源の借用が中世期に複数取り入れられた歴史があり、αρκούδα(クマ、ただし古代起源 ἄρκτος + 指小形 αρκούδιον からの継承)と並んで、ασβός もその系譜の一例として位置づけられる。バルカン半島の野生動物名は、ギリシャ語・スラヴ語・ヴラフ語・アルバニア語の間で複雑な相互借用関係を持つ。

書きことばの古典的な対応語は不在で、古代ギリシャ語にはアナグマを指す確実な専門名が存在せず、古代の動物学では γαλέη / γαλῆ(イタチ、テン、← 動詞 γαλεάω)の総称的な語で呼ばれていたとされる。中世以降にスラヴ語からの借用 ασβός が定着して、現代ギリシャ語の正式名となった。

派生・関連語族として ασβίσιος(アナグマの、形容詞、口語), ασβότρυπα(アナグマの巣穴), ασβομούρης(アナグマ顔の、口語の罵倒語), ασβολή(アナグマの体毛、書きことば)。学名 Meles meles はラテン語 mēlēs(アナグマ、ロバ、混乱)の二重命名で、リンネが 1758 年の『自然の体系』で命名した。

同じ食肉目イヌ亜目の小型哺乳類の領域には、近い動物として νυφίτσα(イタチ), κουνάβι(テン), βιδρα / βίδρα(カワウソ), σκίουρος(リス), αλεπού(キツネ), λύκος(オオカミ)が並び、それぞれの動物名がそれぞれの起源(古代継承・スラヴ借用・ラテン借用)を反映する。ヨーロッパの森林・農村地帯の生態系を表す動物語彙の中で、ασβός は穴居性・夜行性・雑食性の動物を代表する語として位置づけられる。

アナグマ、ヨーロッパアナグマ

学名 Meles meles を指す。夜行性で雑食性の哺乳類で、密な灰褐色の毛と頑丈な爪を持ち、地中に巣穴を掘って暮らす。外敵に対しては、強い臭いの分泌物を出して身を守る。

関連項目

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