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海賊、もぐりの業者

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基本情報

ギリシャ語

πειρατής

読み方

ピラティス・ピラティース

ラテン文字表記

peiratis

変化パターン

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日本語訳

  1. 海賊
  2. もぐりの業者(口語・比喩)

英語訳

pirate

語源・派生・関連語

ヘレニズム期ギリシャ語 πειρατής(海賊、← 動詞 πειράω「試みる、襲撃する」+ -τής 動作主名詞接尾辞)を、近代以降に書きことばから再導入した学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。古代ギリシャ語にすでに「試みる者、襲撃者、海賊」を意味する語として存在し、特にヘレニズム期の地中海で「海上で襲撃する者」を中心義とする用法が定着した。

源にある古代の πειράω(試みる、経験する、襲う)は、ギリシャ語の名詞 πεῖρα(試み、試練、経験)と同系で、印欧祖語の「試みる、貫く」を表す語根に由来する。同じ語根からはラテン語 perīculum(危険、← 英 peril の語源), experīrī(試みる、← 英 experience, experiment), ペルシア語 paydā(生じる), 英語 fear(恐れ)が並び、「試み・経験・危険」を表すヨーロッパ語彙の根幹を成す古い系譜。

ラテン語経由で、中世ラテン語 pirata(海賊), フランス語 pirate, スペイン語 pirata, 英語 pirate(< 仏 pirate < ラ pirata < 古代ギリシャ語 πειρατής)として広まり、現代の各国語の「海賊」語彙の共通源となった国際語。地中海・西欧の海事語彙の中で古代ギリシャ語が占める中心的位置を象徴する語の一つ。

派生・関連語族として πειρατεία(海賊行為、書きことば), πειρατικός(海賊の、形容詞), πειρατικό πλοίο(海賊船), πειρατές του λογισμικού(ソフトウェア海賊版、← 英 software piracy の翻訳借用), διαδικτυακή πειρατεία(インターネット上の著作権侵害), βιοπειρατεία(バイオパイラシー、生物資源の不当な収奪)。

近い語の領域には、陸上で襲う ληστής(強盗、盗賊、書きことば), 私掠船乗りの κουρσάρος(私掠船乗り、← 伊 corsaro < 中世ラ cursarius), 沿岸の暴れ者の κλέφτης(泥棒、転じて山中の武装集団員), 現代のテロリストの τρομοκράτης(テロリスト)が並ぶ。πειρατής は特に船を襲う海賊を指す中心語で、近代以降は知的財産の侵害を含む比喩用法(ソフト・音楽・映像の海賊版)にも広がる、概念領域が拡大している語。

海賊

商船などを襲って積み荷を奪う、海の盗賊を指す。

  • ληστής σε θάλασσα(海の盗賊)
  • κουρσάρος(海賊、私掠船乗り)
  • Πειρατές του Αιγαίου.
  • エーゲ海の海賊たち。
  • Pirates of the Aegean.

もぐりの業者

口語の比喩表現として、ある職業活動を違法に、場当たり的に行う人を指す。

関連項目

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