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奴隷制度、隷属、地役権

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基本情報

ギリシャ語

δουλεία

読み方

ドゥリア・ドゥリーア

ラテン文字表記

douleia

変化パターン

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日本語訳

  1. 奴隷制度、隷属、拘束
  2. 依存、支配(比喩)
  3. 地役権(法律用語)

英語訳

slavery, servitude, easement

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語の δουλεία(奴隷状態、隷属、隷属の身分)に由来する学術借用(διαχρονικό δάνειο)。動詞 δουλεύω(仕える、奴隷として働く)+ 行為・状態を表す名詞語尾 -εία の合成で、δοῦλος(奴隷)にさかのぼる。法律用語の「地役権」の用法はフランス語 servitude(隷属、地役権)からの意味借用(σημασιολογικό δάνειο)で近代に加わった。古代の δοῦλος 自体は印欧祖語にさかのぼる確実な同根語が見当たらず、ミケーネ・ギリシャ語にすでに do-e-ro の形で現れているため、エーゲ系基層からの語とする説が有力。同じ古代 δοῦλος から、キリスト教神学のラテン語化を経て、ラテン語 dulia(聖人崇敬。神への崇拝 latria と区別される下位の敬礼)が生まれた。同じ綴りで強勢位置だけが異なる δουλειά(仕事)は同じ δοῦλος 由来だが、中世ギリシャ語で「奴隷の作業」から「労働一般」へと意味が動いた継承語で、δουλεία とは経路が異なる。

類義語に σκλαβιά(奴隷の身分、隷属。中世のスラブ系民族 Σκλάβοι に由来する継承語で、感情的・歴史的な文脈、とくにオスマン帝国支配下のギリシャを指すときに使う), υποτέλεια(属国状態、貢納義務。古代由来の書き言葉の硬い形), υποδούλωση(隷属化、奴隷化)。δουλεία は概念的・法的な用語として奴隷制度・隷属を指し、また法律用語として地役権を指す形として広く使う。派生に δουλικός(奴隷の、卑屈な), δουλικότητα(卑屈さ、屈従)。関連語に δοῦλος(奴隷。古代由来の元の語), δουλειά(仕事。同源で強勢位置の異なる継承語), δουλεύω(働く、仕える。動詞), υπόδουλος(隷属した), δουλοσύνη(隷属、奴隷状態。詩歌的・古風な形)。合成語に δουλοκτησία(奴隷所有制), δουλεμπόριο(奴隷貿易), δουλοπάροικος(農奴)。

奴隷制度、隷属、拘束

個人が自らの自由を奪われ、他人の所有物となっている状態。また、国民や民族が独立を奪われた状態も指す。

  • η κατάργηση της δουλείας(奴隷制度の廃止)
  • Οι Έλληνες έζησαν τετρακόσια χρόνια στη δουλεία.
  • ギリシャ人は400年間、隷属状態の中にあった。
  • The Greeks lived under servitude for four hundred years.

依存、支配

比喩的に、誰かや何かに完全に依存し支配されている状態を指すのにも使われる。

  • η δουλεία των παθών(情熱・煩悩の虜になること)
  • Η δουλειά όταν καταπιέζει τον εργαζόμενο γίνεται δουλεία.
  • 労働が労働者を抑圧するとき、それは奴隷労働となる。
  • When work oppresses the worker, it becomes slavery.

地役権

法律用語として、他人の所有地を一定の条件のもとで利用できる物権的権利を指すのにも使われる。

  • δουλεία οδού(通行地役権)
  • δουλεία φωτός(採光地役権)

関連項目

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