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罵倒、悪口

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基本情報

ギリシャ語

βρισιά

読み方

ヴリシア・ヴリシアー

ラテン文字表記

vrisia

変化パターン

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日本語訳

  1. 罵倒、悪口

英語訳

insult, swear word

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 υβρισία(侮辱、罵倒、← 動詞 ὑβρίζω「侮辱する」+ -ία)が、語頭の無アクセント母音 ὑ- が脱落して βρισία になり、母音融合(συνίζηση)で χασμωδία(hiatus)を避けた形 βρισιά で現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。

源にある古代の ὕβρις(属格 ὕβρεως、傲慢、侮辱、神々の怒りを買う行為)は、古典ギリシャ世界で人間が分をわきまえずに振る舞うこと、神聖な秩序を侵すことを意味する重要な倫理・宗教概念だった。ギリシャ悲劇では ὕβρις が破滅の原因として描かれ、英雄が神々の怒り(νέμεσις)を招く行為として劇的に扱われた。アリストテレスの『弁論術』『ニコマコス倫理学』でも ὕβρις は「他者を辱める意図的な侵害」と定義される倫理用語。

ラテン語に hubris として入り、英語 hubris(傲慢、自惚れ), ドイツ語 Hybris, フランス語 hybris などヨーロッパ各語の文学・倫理学用語として定着した。

派生・関連語族として ύβρις(侮辱、傲慢、書きことばの古典形), υβρίζω / βρίζω(侮辱する、罵る), υβριστικός(侮辱的な), υβριστής(侮辱者), βρισίδι, βρίσιμο(罵り合い、口語)。類義語に βλαστήμια(冒涜、神聖な対象への不敬、冒涜的な罵言), αισχρόλογα(卑猥な言葉), βρομόλογα(汚い言葉), βωμολοχία(卑猥な言説、毒舌), μπινελίκι(強い罵り、口語、← トルコ語経由)。βρισιά は相手の名誉を傷つける侮辱の言葉全般を指し、βλαστήμια が宗教的・神聖な対象への不敬に特化するのと対の関係。

罵倒、悪口

不適切で侮辱的な表現。通常、複数形で用いられる。

  • Ξεστόμισε βαριές βρισιές.
  • ひどい悪口を浴びせた。
  • He uttered heavy insults.
  • Τον περιέλουσε με χυδαίες βρισιές.
  • 彼に卑俗な罵詈雑言を浴びせかけた。
  • He showered him with vulgar insults.

類義語

  • αισχρόλογα(卑猥な言葉)
  • βρομόλογα(汚い言葉)
  • παλιόλογα(汚い言葉)
  • βρισίδι(罵倒。口語的)
  • βρίσιμο(罵倒。口語的)
  • βωμολοχία(卑猥な言説、毒舌)
  • μπινελίκι(罵り。非常に口語的)
  • ύβρις(侮辱、冒涜。文語)

関連項目

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