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共感、エンパシー

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基本情報

ギリシャ語

ενσυναίσθηση

読み方

エンシネスシシ・エンシネースシシ・エンシネスティシ・エンシネースティシ・エンシネスシシ・エンシネースシシ

ラテン文字表記

ensynaisthisi

変化パターン

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日本語訳

  1. 共感、エンパシー

英語訳

empathy

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語の前置詞 ἐν-(〜の中で、内に), συν-(〜と共に、一緒に)と名詞 αἴσθησις(感覚、知覚、感受)を組み合わせて造られた近代の合成語で、英語 empathy / フランス語 empathie / ドイツ語 Einfühlung(感情移入)の概念をギリシャ語の素材で訳し移した翻訳借用(μεταφραστικό δάνειο)兼学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。20 世紀後半の心理学・教育学の輸入とともに造られ定着した近代造語。

構造的に英語 empathy(en-「中に」+ pathos「感情」)の直訳は εμπάθεια になるが、ギリシャ語の εμπάθεια は古代以来「悪意、敵対心」を意味する語として定着しているため、混乱を避けるべく代替語が必要となった。新造語 ενσυναίσθηση は συν-(共に)を加えて「相手の中に共に感覚を持つこと」「相手の感情に寄り添って感じ取ること」を表現する構造で、英語 empathy の「共感」の意味を的確に捉える。

源にある古代の αἴσθησις(属格 αἰσθήσεως、感覚、知覚、感受)は、動詞 αἰσθάνομαι(感じる、知覚する)の名詞形で、古代哲学では νόησις(思考、知性)と並ぶ認識論の中核概念だった。同じ αἴσθησις から英語 esthetic / aesthetic(美的な、← αἰσθητικός「感覚に関わる」), anesthesia(麻酔、← ἀν-「否定」+ αἴσθησις「感覚」), synesthesia(共感覚、← συν-「共に」+ αἴσθησις)など、近代の哲学・医学・心理学の中核語彙が広まった。

派生・関連語族として ενσυναισθάνομαι(共感する、動詞), ενσυναισθηματικός(共感的な、形容詞), ενσυναίσθημα(共感、別形)。類義語に συμπάθεια(好感、同情、より広い好意的感情), συμπόνια(苦痛への共鳴、相手の苦しみに同情すること), κατανόηση(理解、思いやり), οικειότητα(親密さ)。

心理学では γνωστική ενσυναίσθηση(認知的共感、相手の立場を頭で理解する)と συναισθηματική ενσυναίσθηση(感情的共感、相手の感情を自分も感じ取る)の区別が広く用いられ、教育・カウンセリング・医療コミュニケーションの中核概念として定着している。

共感、エンパシー

他者の心理状態やニーズ、思考を認識し理解する能力を指す。心理学では認知的共感と感情的共感に分けられる。

  • γνωστική ενσυναίσθηση(認知的共感)
  • συναισθηματική ενσυναίσθηση(感情的共感)
  • καλλιέργεια της δεξιότητας της ενσυναίσθησης στο σχολείο
  • 学校における共感能力の育成
  • cultivating the skill of empathy at school

関連項目

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