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単語、語

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基本情報

ギリシャ語

λέξη

読み方

レクシ・レークシ

ラテン文字表記

lexi

変化パターン

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日本語訳

  1. 単語

英語訳

word, term

語源・派生・関連語

古代ギリシャ語 λέξις(属格 -εως、言い方、表現、語句、文体、← 動詞 λέγω「話す、言う、選び出す、集める」+ -σις 抽象名詞接尾辞)を、近代以降に書きことばから再導入した学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。語末は古代の -σις が中世以降のパターン -ση に音変化した形。古代の意味は「言い方、表現、文体」と幅広かったが、近代の言語学・辞書学の発達とともに「単語、語」を中心義とする近代の用法が確立された。

源にある古代の動詞 λέγω(話す、言う、選び出す、集める、読む)は、印欧祖語の「集める、選び出す」を表す語根に由来し、ラテン語 legō(選ぶ、読む、← 英 legible, legend, intellect, lecture)と同根。古代ギリシャ語の λέγω は、最初は「集める・選ぶ」の意味だったが、しだいに「選んだ言葉を発する」「語る」「説明する」の意味に展開した。古代ギリシャ哲学の中核概念 λόγος(言葉、論、理性、ロゴス、← λέγω の派生)も同じ動詞からの派生で、西洋哲学・言語学の根幹をなす。

近代言語学の中核用語としての λέξη は、19-20 世紀の構造言語学・形式言語学の発達とともに、「文や発話の中で意味を担う最小の自由単位」「単語」を指す中心語として確立された。フランス語 mot, 英語 word, ドイツ語 Wort と対応する近代の言語単位の中核概念で、辞書学(λεξικογραφία), 語彙論(λεξικολογία), 意味論(σημασιολογία)の基礎を成す。

近代の派生では、英語 lexeme(語素、← αρχ. λέξις + -ημα)の影響で、ギリシャ語にも λέξημα(語素、語彙単位、書きことばの言語学用語)が並走する。ヨーロッパ言語学の国際造語要素 lex- / lexico-(語彙の、← 古代ギリシャ語 λέξις)は、lexicon, lexicography, lexical, lexicology などの近代用語の語源となった、ギリシャ語起源の生産的な国際造語要素。

派生・関連語族として λεξούλα(小さな語、口語の指小形), λέξημα(語素、書きことば), λεξικό(辞書、← 古代 λεξικόν「単語集」), λεξικογραφία(辞書学), λεξικολογία(語彙論), λεξιλόγιο(語彙、ボキャブラリー), λεξιπενία(語彙の貧弱さ、書きことば), λεξιθηρία(言葉狩り、文字いじり、書きことば), λέξεις-κλειδιά(キーワード、← 英 keywords の翻訳借用), ξενόγλωσσες λέξεις(外来語), λέξεις της καθομιλουμένης(口語の語彙)。

同じ「言語単位・言葉」の領域には、上位概念の γλώσσα(言語、ことば), より大きい単位の φράση(句、フレーズ), πρόταση(文、命題), παράγραφος(段落), より小さい単位の συλλαβή(音節), γράμμα(文字), φώνημα(音素), μόρφημα(形態素)が並び、現代言語学の階層構造の中で λέξη は中核的な単位として機能する。

慣用句では λέξη προς λέξη(一字一句、文字どおりに), με μία λέξη(一言で言えば), λέξη-κλειδί(キーワード), ψάχνω την κατάλληλη λέξη(適切な言葉を探す)が、口語・書きことばの両方で頻出する、言語使用の基本表現の中核。

単語、語

文や発話の中で一つの語として数える言語単位をいう。

  • δύσκολη λέξη(難しい単語)
  • καινούρια λέξη(新しい語)
  • σημασία της λέξης(その語の意味)
  • Δεν ξέρω αυτή τη λέξη στα ελληνικά.
  • 私はこの単語をギリシャ語で知らない。
  • I don’t know this word in Greek.

関連項目

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同じ品詞 [女性名詞] の単語