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刺し傷、一突き、痛烈な痛手

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基本情報

ギリシャ語

μαχαιριά

読み方

マヘリア・マヘリアー

ラテン文字表記

maxairia

変化パターン

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日本語訳

  1. 刃物で刺すこと
  2. 刃物による傷
  3. 痛烈な痛手

英語訳

stab, stab wound, hurtful blow

語源・派生・関連語

中世ギリシャ語 μαχαιρία(ナイフによる一撃、刺し傷、← μαχαίρι + -ία)が現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。中世期に母音連続 [ia] を避ける母音融合(συνίζηση)を経て、現代ギリシャ語の μαχαιριά の形に定着した。源にある μαχαίρι(ナイフ、包丁、メス、刃)に動作・行為の結果を表す抽象名詞接尾辞 -ιά が付いた、ギリシャ語内部の派生(εσωτερικός σχηματισμός)。

接尾辞 -ιά は現代ギリシャ語の生産的な造語要素で、道具名から「その道具による一撃・行為・結果」を表す名詞をつくる型がよく見られる。同じパターンで作られた語族には、γροθιά(拳骨の一撃、← γρόθος「拳」), κλωτσιά(蹴り、← κλωτσώ「蹴る」), σπαθιά(剣の一撃、← σπαθί「剣」), πιστολιά(拳銃の一発、← πιστόλι「拳銃」), βελονιά(針のひと刺し、← βελόνα「針」)が並び、武器・道具と「ひと打ち」の意味のセットで体系化されている。

派生・関連語族として μαχαιρόβγαλμα(ナイフを抜くこと、口論で刃物に手をかけること), μαχαιρώνω(ナイフで刺す、動詞), μαχαιρωμένος(刺された、過去分詞), μαχαιρώματα(刺し合い、複数形), μαχαιροβγάλτης(ナイフ使い、暴れ者)。

源にある μαχαίρι 自体は、中世ギリシャ語 μαχαίρι(ν) < ヘレニズム期 μαχαίριον(小さなナイフ、指小形)< 古代 μάχαιρα(戦闘用の剣、肉切り包丁、犠牲のナイフ、← 印欧祖語の「切る、戦う」を表す語根)を継承した語族。古代の μάχη(戦闘), μάχομαι(戦う)と同じ語根を共有する系譜で、英語 machete(マチェーテ、← スペイン語 machete < 古ラテン *machetum < ギリシャ語 μάχαιρα)も同源。

比喩用法では、刺し傷の物理的な感覚を「胸を刺すような辛い言葉・出来事」へ転用する慣用が定着しており、μαχαιριά στην καρδιά(心への一突き、深い精神的な痛手)のような表現で頻出する。

刃物で刺すこと

ナイフで人をひと突きすること、その一撃を指す。

  • Δίνω σε κάποιον μια μαχαιριά.
  • 人にひと突き食らわせる。
  • I stab someone once.
  • Του έριξε μια μαχαιριά.
  • 彼にひと突き浴びせた。
  • He gave him a stab.

刃物による傷

ナイフで受けた傷口や、その痕を指す。

  • Βρέθηκε νεκρός με δύο μαχαιριές στο στήθος.
  • 胸に二つの刺し傷を負って死んでいるのが見つかった。
  • He was found dead with two stab wounds in the chest.
  • Ουλή από μαχαιριά.
  • 刺し傷の跡。
  • A scar from a stab wound.

痛烈な痛手

比喩的に、人を深く傷つける言葉や出来事にも使う。

  • Κάθε πικρός λόγος του ήταν και μια μαχαιριά στο στήθος της.
  • 彼の辛辣な言葉のひとつひとつが、彼女の胸へのひと刺しのようだった。
  • Every bitter word of his was like a stab to her chest.

関連項目

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