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プール、プールの水

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基本情報

ギリシャ語

πισίνα

読み方

ピシナ・ピシーナ

ラテン文字表記

pisina

変化パターン

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日本語訳

  1. プール
  2. プールの水

英語訳

swimming pool, pool water

語源・派生・関連語

イタリア語 piscina(プール、水槽、洗礼盤)からギリシャ語に入った外来借用(δάνειο)で、女性名詞語尾 -α を保ったまま現代ギリシャ語の πισίνα の形に定着した。源にあるイタリア語 piscina は、ラテン語 piscīna(魚の池、養魚池、貯水池、← piscis「魚」+ -īna 場所を表す接尾辞)の継承で、もとは「魚を飼う池」を意味した。

源にあるラテン語 piscis(魚)は、印欧祖語の「魚」を表す語根に由来し、英語 fish, ドイツ語 Fisch, ゴート語 fisks と同族。ラテン語 piscīna は、古代ローマで魚や水鳥を飼う養殖池を指したが、中世以降は教会の洗礼盤、貯水池、水浴用の池を指すようになり、近代に「水泳用のプール」の意味へと意味の中心が移った。

ヨーロッパ語の「プール」語彙の系譜では、フランス語 piscine, スペイン語 piscina, ポルトガル語 piscina, ドイツ語 Piscine(やや古風)が同じラテン語起源の語族として並ぶ。英語 pool(< 古英語 pōl「水たまり、池」)はゲルマン語系の別系統だが、swimming pool として現代の同じ概念を指す。ギリシャ語 πισίνα は西欧ロマンス語経由で 20 世紀の都市生活・観光産業の中で定着した近代的な借用語。

源にあるラテン語 piscis から、現代ギリシャ語にも国際語としての魚関連語彙が逆輸入されている。星座の Ιχθύς(うお座、← 古代 ιχθύς「魚」)はギリシャ語自前の伝統語だが、近代の天文学・キリスト教図像学では魚のシンボル全般が ICHTHYS / ΙΧΘΥΣ の頭字語(Ιησοῦς Χριστὸς Θεοῦ Υἱὸς Σωτήρ「イエス・キリスト、神の子、救世主」の頭文字)と結びついて、初期キリスト教の象徴として用いられた歴史を持つ。これは πισίνα とは別系統だが、魚と水の概念を共有する地中海宗教文化の一面。

派生・関連語族として πισινούλα(小さなプール、指小形), πισινάδα(プール脇のスペース、口語), ξενοδοχείο με πισίνα(プール付きホテル、定型句)。同じ水泳・水場の領域には、海水浴の場所の παραλία(海岸、ビーチ), 浴室の μπάνιο(風呂、入浴、水浴び、水泳), 自然の池の λίμνη(湖), 噴水の σιντριβάνι(噴水、← トルコ語 < ペルシア語)が並び、用途と規模で言い分けられる。日常表現では κάνω μπάνιο στην πισίνα(プールで泳ぐ、文字どおり「プールで風呂をする」)が定型化しており、μπάνιο が「水浴・水泳」を含む広義の語として πισίνα と組み合わさる。

プール

水泳や飛び込みのために人工的に造られた水槽を指す。家庭用の小さなものにも、ホテルや競技施設にある大きなものにも使う。

  • θερμαινόμενη πισίνα(温水プール)
  • εξωτερική πισίνα(屋外プール)
  • εσωτερική πισίνα(屋内プール)
  • ιδιωτική πισίνα(プライベートプール)
  • παιδική πισίνα(子ども用プール)
  • φουσκωτή πισίνα(ビニールプール、空気式プール)
  • πισίνα ολυμπιακών διαστάσεων / προδιαγραφών(オリンピック規格のプール)
  • πενηντάρα πισίνα(50メートルプール)
  • ταράτσα με πισίνα(プール付きの屋上テラス)
  • καθαρισμός πισίνας(プールの清掃)
  • συντήρηση πισίνας(プールのメンテナンス)
  • βίλα με πισίνα(プール付きの別荘)
  • ξενοδοχείο με πισίνα(プール付きのホテル)

プールの水

容器としてのプールではなく、その中に入っている水を指すこともある。とくに水質や塩素の話ではこの言い方になりやすい。

  • το χλώριο της πισίνας(プールの塩素)

関連項目

同じ分類 [施設・建物] の単語

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