ギリシャ語:αγαπημένος
読み方:アガピメノス・アガピメーノス
ラテン文字:agapimenos
中世ギリシャ語の ἀγαπημένος を継承。αγαπώ(愛する)の受動完了分詞から、形容詞として独立した形。
副詞 αγαπημένα は「仲よく、穏やかに」を言う。ブラウザの「お気に入り」を指す αγαπημένα (τα) は英語 favourites からの意味借用。類義語は αγαπητός(親愛なる)、δημοφιλής(人気のある)。
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ギリシャ語:αγαπημένος
読み方:アガピメノス・アガピメーノス
ラテン文字:agapimenos
中世ギリシャ語の ἀγαπημένος を継承。αγαπώ(愛する)の受動完了分詞から、形容詞として独立した形。
副詞 αγαπημένα は「仲よく、穏やかに」を言う。ブラウザの「お気に入り」を指す αγαπημένα (τα) は英語 favourites からの意味借用。類義語は αγαπητός(親愛なる)、δημοφιλής(人気のある)。
ギリシャ語:αγκαλιά
読み方:アガリャ・アガリャー・アンガリャ・アンガリャー
ラテン文字:agkalia
中世ギリシャ語の ἀγκαλιά を継承。古代ギリシャ語の ἀγκάλη(腕の曲がるところ、抱きかかえるところ)に女性名詞の語尾 -ιά が付いて作られた形。
派生語に αγκαλιάζω(抱く、抱きしめる)、αγκάλιασμα(抱擁)、αγκαλίτσα(指小形、小さな抱っこ)。
ギリシャ語:φιλώ
読み方:フィロ・フィロー
ラテン文字:filo
古代ギリシャ語の φιλέω-φιλῶ(愛する、親しむ、やがて「キスする」)を継承。φίλος(親しい、大切な、友)に状態を表す動詞接尾辞 -έω を付けて作った語。古典期には「愛する、親しむ」の意味が中心で、後に「キスをする」の意味が加わり、現代ではこちらが主流になった。
同じ φίλος から φιλία(友情)、φιλικός(友好的な)も作られている。φίλο- の形で多くの複合語を作り、φιλοσοφία(哲学、「知を愛する」)、φιλόλογος(言語学者、「ことばを愛する」)、Φίλιππος(フィリップ、「馬を愛する者」)、φιλάνθρωπος(人類愛の、慈善家)などが同じ語族。
名詞は φιλί(キス)。別形に φιλάω。
ギリシャ語:έρωτας
読み方:エロタス・エーロタス
ラテン文字:erotas
中世ギリシャ語の έρωτας(恋愛、性愛)に続く語で、現代では恋愛や性愛を表す基本語になっている。愛する感情そのものだけでなく、その相手や性交まで指せる広がりを持つ。
先頭を大文字にした Έρωτας(愛の神エロス)は、古代ギリシャ語の Ἔρως(愛の神)にさかのぼる。
αγάπη(愛)がより広く「愛」全般を指せるのに対し、έρωτας は恋愛や性的な情熱に重心がある。στοργή(家族的な慈しみ)は家族的な愛情、φλερτ(いちゃつき、軽い恋の駆け引き)は恋の駆け引きや軽い色気を表す語として近い。
主な意味は、ほかの人に向かう強い恋愛感情や性的な欲望。そこから、恋の相手、性交、何かへの熱中も表す。複数形 έρωτες(色恋沙汰、浮ついた恋愛ごと)では、くだけた響きが出る。先頭大文字の Έρωτας は愛の神、植物名ではインパチェンスも指す。
ギリシャ語:καρδιά
読み方:カルディア・カルディアー
ラテン文字:kardia
古代ギリシャ語の καρδία(心臓、心)を継承。中世ギリシャ語で母音の連続を避けて今の形になった。印欧祖語の「心臓」を表す語根から続き、英語 heart も同じ語源。英語 cardiac はギリシャ語 καρδιακός からラテン語を経て入った語で、医学接頭辞 cardio- も同じ系統。
感情や人柄としての「心」は καρδιά、思考や知性としての「心」は νους、魂としての「心」は ψυχή や πνεύμα と使い分ける。類義語の στήθος(胸)も感情の座としての心を指すことがある。
指小形の καρδούλα は小さなハートのほか、καρδούλα μου(愛しい人)のように親しみを込めた呼びかけにも使う。
ギリシャ語:αγάπη
読み方:アガピ・アガーピ
ラテン文字:agapi
古代ギリシャ語の動詞 ἀγαπάω(愛する)から派生した ἀγάπη(親愛、神の愛)を継承。古代では ἔρως(性的な愛)や φιλία(友愛)とは区別され、おもに親愛や兄弟愛を指した。新約聖書の時代にキリスト教的な無償の愛を表す語として定着し、現代ギリシャ語では「愛」全般を指す最も一般的な語になった。
英語の agape(アガペー)の語源でもある。
類義語にはそれぞれ守備範囲の異なるものがある。έρως(恋愛、性的な情熱)は情欲を含む愛、στοργή(家族愛、親子の慈しみ)は血縁的な絆、φιλία(友情)は対等な親しみを指す。αδυναμία(弱さ)は比喩的に「目がない、溺愛している」の意味でも使われる。
派生語には αγαπάω(愛する)、αγαπημένος(愛されている、お気に入りの)、αγαπητός(親愛なる)がある。対義語は μίσος(憎しみ)や απέχθεια(嫌悪)。
主な意味は、共感や献身による深い愛情。恋愛やその対象となる人を指すほか、物事への関心や情熱も表す。複数形の Αγάπες は、初期キリスト教徒の間で行われていた共食(愛餐)を指す。