ギリシャ語:φυσικός
読み方:フィシコス・フィシコース
ラテン文字:fysikos
古代ギリシャ語の φυσικός(自然に関する、自然の)に由来。これは φύση(自然、本性)に対応する古代ギリシャ語 φύσις から作られた形容詞で、さらに動詞 φύω(生じる、育つ、生やす)へと遡る。語根は「育つ、生まれる」を表す印欧祖語にまで至る。
現代の「自然の、天然の、自然な」という意味の一部は、フランス語 naturel や英語 natural からの意味借用によって整えられた。「物理の、物理学の」や名詞の「物理学者」の意味は、フランス語 physique, physicien や英語 physics, physicist との対応によって定着したもの。古代には φυσικός φιλόσοφος(自然を探究する哲学者、自然哲学者)という表現も存在した。
英語 physics, physical, physician, physiology なども同じ古代ギリシャ語 φύσις の語族に属する。関連語として φύση(自然、本性)、φυσική(物理学)、φυσικά(自然に、もちろん)、φυσιολογία(生理学)、φυσιολογικός(生理的な、正常な)などがある。
名詞としては、ο φυσικός / η φυσικός が「物理学者、物理教師」を指す。女性にも同じ形 φυσικός を用いる。中性形 το φυσικό は「性質、気質」のほか、印刷・図版などで実物と同じ大きさを指す用法などを持つ。
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