ギリシャ語:κωδικός
読み方:コディコス・コディコース
ラテン文字:kodikos
名詞 κώδικας(コード、台帳)から作られた語。κώδικας はラテン語 codex(板、写本、法典)が古代末期のギリシャ語で κῶδιξ となり、対格 κώδικα を経てできた形。英語 code も同じラテン語 codex が源。
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ギリシャ語:κωδικός
読み方:コディコス・コディコース
ラテン文字:kodikos
名詞 κώδικας(コード、台帳)から作られた語。κώδικας はラテン語 codex(板、写本、法典)が古代末期のギリシャ語で κῶδιξ となり、対格 κώδικα を経てできた形。英語 code も同じラテン語 codex が源。
ギリシャ語:μέτρο
読み方:メトゥロ・メートゥロ
ラテン文字:metro
古代ギリシャ語の μέτρον(尺度、はかり方)を継承。印欧祖語で「はかる」を表す語根から来た古い語。メートル法の長さの単位としての意味は、フランス語 mètre からの意味借用で近代に定着した。英語 meter、metric、音楽用語の metronome(メトロノーム)も、ラテン語 metrum を経て同じ μέτρον からきた語。
ギリシャ語:πολλά
読み方:ポラ・ポラー
ラテン文字:polla
古代ギリシャ語の形容詞 πολύς(多い、多くの)の中性複数形 πολλά を継承。πολύς は印欧祖語の「満ちる、多い」を表す語根から続き、英語 poly-(多くの)もこの語根から入った。
ギリシャ語:ποσοστό
読み方:ポソスト・ポソストー
ラテン文字:pososto
古代ギリシャ語の ποσόν(どれだけ、量)と序数接尾辞 -οστός(〜番目、〜分の一)から作られた語で、フランス語 pourcentage、tantième を写した訳語。
ギリシャ語:τόνος
読み方:トノス・トーノス
ラテン文字:tonos
古代ギリシャ語の τόνος(張り, 音の高さ, アクセント)を継承。動詞 τείνω(張る, 伸ばす)から作られた名詞で, 印欧祖語で「張る」を表す語根に続く。ラテン語 tonus, 英語 tone も同じ語源。
音楽の音程, 声の調子, 文体や色のトーン, 機器の通知音といった現代の用法は, フランス語 ton と英語 tone からの意味借用で整った。
同じ綴りの τόνος には別の語源の語が重なる。重量単位の「トン」はフランス語 tonne からの借用。魚のマグロを指す τόνος(別綴り τόννος)はイタリア語 tonno からの借用で, その先はラテン語 thynnus, 古代ギリシャ語 θύννος(マグロ)に戻る。
派生に τονίζω(強調する, アクセントを置く), τονικός(トニックの)。合成語に ημιτόνιο(半音)。
ギリシャ語:διαφορά
読み方:ディアフォラ・ディアフォラー
ラテン文字:diafora
古代ギリシャ語の διαφορά(違い、隔たり)を継承。「引き算の差」「差額」の用法にはフランス語 différence の意味借用が含まれる。
主な意味は「違い、差異」。人や物の性質、価格、年齢、時刻、意見などの隔たりを表し、そこから「はっきり良くなった違い」「引き算の差や差額」「意見や利害の不一致による争い」にも広がる。
近い語としては ομοιότητα(類似、共通性)があり、これは二つのもののあいだに見られる「似ている点」に目を向ける語。数量や条件がぴたりと等しいことを言うなら ισότητα(等しさ、平等)のほうが近く、διαφορά はそこから外れた「開き」や「ずれ」を表す。争いの意味では συμφωνία(合意、一致)が対立しやすく、立場の食い違いが解消された状態をいう。より抽象的、哲学的には ταυτότητα(同一性、アイデンティティ)が対立項になりうるが、日常語としての διαφορά にまず対応するのは「似ていること」や「一致していること」を表す語のほうである。
με τη διαφορά ότι(ただし...という条件で/...という違いを除けば)は、条件や留保を添える言い方。κάνει διαφορά(差が出る、違いを生む)は、結果の違いがはっきり表れることをいう。専門語では ειδοποιός διαφορά(種差、特質的差異)や διαφορά δυναμικού(電位差)のような言い方もある。
ギリシャ語:δείκτης
読み方:ディクティス・ディークティス
ラテン文字:deiktis
文語的には、ヘレニズム期の δείκτης(示すもの、明らかにするもの)を土台にした語。のちにフランス語の indice・indicateur やドイツ語の Anzeiger・Anzeige になぞらえる形で意味が広がり、現代ギリシャ語では「針」「指数」「添字」「指示薬」のように、何かを示したり表したりするもの全般を表すようになった。
「人差し指」の意味は、ヘレニズム期の δεικτικός δάκτυλος(指し示す指)に沿う用法で、フランス語の index に対応する。χέρι(手、腕)の親指の隣にある指を指す。
口語寄りの綴りに δείχτης(「指針」「人差し指」で使われる別綴り)もあり、とくに具体物としての「指針」「人差し指」の意味で使われる。これは語中の /kt/ が /xt/ に寄った形。
主な核にあるのは「何かを指し示すもの」という感覚で、計器の針や指示棒のような具体物から、統計や経済の指数、数学や化学で使う添字・指示薬まで広く表す。固定した言い方では οικονομικός δείκτης(経済指標)や δείκτης νοημοσύνης(知能指数、IQ)がよく使われる。
ギリシャ語:μεγάλος
読み方:メガロス・メガーロス
ラテン文字:megalos
古代ギリシャ語の μέγας(大きい、偉大な)が起源。中世ギリシャ語で μεγάλος の形が定着し、現代ギリシャ語では活用で現れる語幹 μεγαλ-(大きさを表す語幹)を土台にした現在の形として使われている。
対義語は μικρός(小さい)。ややくだけた μεγαλούτσικος(やや大きい、けっこう大きい)は軽い言い方で、連結形 μεγαλο-(大きな、巨大な)は μεγαλούπολη(巨大都市)のような複合語にも現れる。
μεγάλος の中心には「平均より大きい」という感覚がある。そこから、量や程度が多いこと、ηλικία(年齢)が上であること、感情や出来事が激しいこと、さらに人や出来事が重要で偉大であることまで表すようになった。
固有名や定型名にもよく現れ、グレートブリテンや聖週間のような呼び名をつくる。比喩では καρδιά(心)と結びついて「寛大な心」を、κεφάλι(頭)と結びついて「とても頭のいい人」を表す言い方もよく使う。
ギリシャ語:τετράγωνο
読み方:テトゥラゴノ・テトゥラーゴノ
ラテン文字:tetragono
古代ギリシャ語の τετράγωνον(正方形、四角いもの)から。語の形としては、数を表す τετρα-(四)と、γωνία(角)に対応する要素から成り、文字どおりには「四つの角をもつもの」という造りである。
現代ギリシャ語でも、図形としての「正方形」の意味はこの古い語からそのまま続いている。一方、数学で αριθμός στο τετράγωνο(数の二乗)のように使う意味は、フランス語の carré(四角形、二乗)に対応する近代的な用法である。さらに οικοδομικό τετράγωνο(街区、街の一区画)は、英語の square に対応する複合表現として使われる。
いちばん近い基本語は γωνία(角、角度)。正方形は四つの直角をもつ図形なので、語の芯もここにつながっている。図形としては τρίγωνο(三角形)と並べて覚えやすい。指小語の τετραγωνάκι(小さな四角、マス目)もよく使われ、布地の小さな四角模様、クロスワードのマス、チェック欄の小さな箱のような場面で出てくる。
主な意味は幾何学の「正方形」。そこから、正方形のマス目、数の二乗、道路に囲まれた街の一区画にも広がる。
ギリシャ語:πόντος
読み方:ポドゥトス・ポードゥトス・ポンドゥトス・ポーンドゥトス
ラテン文字:pontos
現代ギリシャ語の πόντος には二つの起源がある。日常で使う「センチメートル, 得点, 編み目」の πόντος はヴェネツィア語 ponto(点)からの借用で, 元はラテン語 punctum(刺された点)。文学的な「大海, 外海」を指す πόντος は古代ギリシャ語の πόντος(海上の通路, 大海)を継承したもの。
ヴェネツィア語経由の πόντος の語族は英語側に多い。point(点, 得点), punctuation(句読点), puncture(穴, 穿孔), appointment(約束)もラテン語 punctum の子孫。「センチメートル」の正式な語は εκατοστό だが, 日常では πόντος が使われることが多い。
古代ギリシャ語の πόντος はもと「渡る通路」の意味で, 同じ語源からラテン語 pons(橋), 英語 pontoon(浮き橋), pontiff(教皇, もとは「橋を架ける者」)が出ている。海の意味では θάλασσα(海全般), πέλαγος(外海, 沖合)が日常を担い, πόντος は文学や古風な表現に残る。
ギリシャ語:παλάμη
読み方:パラミ・パラーミ
ラテン文字:palami
古代ギリシャ語の παλάμη(手のひら)を継承。ホメロスにすでに現れ、印欧祖語で「平たい、広い」を表す語根に続く。ラテン語 palma(手のひら、棕櫚)と語源を共有し、英語 palm, フランス語 paume はラテン語を経由して同じ語根に連なる。
同じ語根からギリシャ語内に πλατύς(広い), πλάγιος(斜めの), πλάξ(平板), πέλαγος(広い海原、外海)が派生。古英語 folm(手), 古アイルランド語 lám(手)も同じ語根に続く。
別形に απαλάμη(手のひら)。派生に παλαμάκια(拍手), παλαμίζω(手で触る、撫でる), παλαμοειδής(掌状の)。手全体は χέρι で、παλάμη は手首から指の付け根までの内側にかぎって使う。