#⚔️ 軍事
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ギリシャ語:λύκος
読み方:リコス・リーコス
ラテン文字:lykos
古代ギリシャ語の λύκος(狼)を継承。印欧祖語の「狼」を表す語根から続き、ラテン語 lupus、英語 wolf、サンスクリット vṛka、スラヴ祖語 vьlkъ と共通する。英語 lycanthrope(狼男)もラテン語 lycanthrōpus を経て同じ語源で、古代ギリシャ語の合成語 λυκάνθρωπος(λύκος と ἄνθρωπος)から。
派生語に λύκαινα(雌狼)、指小形に λυκάκι、λυκόπουλο(いずれも子狼)、合成語に λυκόφως(薄暮、「狼の光」)など。σκύλος(犬)、αλεπού(狐)、πρόβατο(羊)、αρνί(子羊)と並んで成句や寓話によく登場する。
旧式銃の撃鉄を指すのは、ヘレニズム期ギリシャ語の λύκος にあった「打ち金、てこ」の用法に、フランス語で銃の部品を chien(犬)と呼ぶ慣用が重なったため。同じ用法の類義語に κόκορας(雄鶏)。先頭大文字の Λύκος は南天のおおかみ座で、Κένταυρος(ケンタウルス座)が狙う獣とされる。
ギリシャ語:κριός
読み方:クリオス・クリオース
ラテン文字:krios
古代ギリシャ語の κριός(雄羊)を継承。ふつうは κριάρι(雄羊)を使う。攻城用の破城槌の用法は、雄羊が角で突き当たる姿から。
先頭大文字の Κριός(おひつじ座、牡羊座)は、金毛の雄羊クリソマロス(Χρυσόμαλλος)にちなむ。継母に命を狙われたプリクソスとヘレを背に乗せて空を飛び、コルキスまで運んだ雄羊。プリクソスが到着後に犠牲として捧げた毛皮が「金羊毛」となり、アルゴー船の英雄たちが求めに行ったという話。ゼウスが雄羊を星にした姿。
ギリシャ語:τοξότης
読み方:トクソティス・トクソーティス
ラテン文字:toxotis
古代ギリシャ語の τοξότης(弓使い, 射手)を継承。τόξον(弓)に動作主を作る -της が付いてできた語で, 弓を扱う人を言う。
同じ τόξον の語族に τοξοβόλος(弓兵), τοξικός(弓術の, 毒性の), τοξικό(毒), 動詞 τοξεύω(弓を射る)。英語 toxic, toxin も, 古代ギリシャ語 τοξικόν(弓の矢に塗る毒)から入った語で, 同じ語族。
星座の Τοξότης は黄道十二星座の第九宮に当たる。ギリシャ神話で Τοξότης と結び付けられるのは, ケンタウロスの姿をした弓の射手, あるいは弓の発明者とされる森の精クロトスである。
ギリシャ語:επίθεση
読み方:エピセシ・エピーセシ・エピテシ・エピーテシ
ラテン文字:epithesi
古代ギリシャ語の ἐπίθεσις(上に置くこと、付加、攻撃)に由来。
動詞 ἐπιτίθημι(上に置く、加える、攻撃する)に行為を表す接尾辞 -σις が付いた形で、構成要素は ἐπί-(上に)+ τίθημι(置く)。古代から物を上に載せる意味と、敵に仕掛ける意味の両方を持っていた。
現代ギリシャ語における軍事的な「攻撃、襲撃」としての使い方は、フランス語 attaque からの意味借用によって整理されたもの。
派生語に επιτίθεμαι(攻撃する)、επιθετικός(攻撃的な)、επιθετικότητα(攻撃性)、επίθετο(形容詞、文法)など。関連語に άμυνα(防衛)、ήττα(敗北)、προσβολή(攻撃、侵害)など。
ギリシャ語:όπλο
読み方:オプロ・オープロ
ラテン文字:oplo
古代ギリシャ語 ὅπλον(道具、装備、武器)に由来する語で、現代ギリシャ語の όπλο になった。古くは道具や装備を広く指す語だったが、複数形 ὅπλα が武装・武具を表すところから武器の意味が前に出た。核兵器や化学兵器、生物兵器などの複合語的な使い方はフランス語 arme の影響で近代に整えられた。
派生語・関連語に οπλισμός(武装、軍備)、οπλίζω(武装する)、οπλίτης(重装歩兵)、άοπλος(武器を持たない)、οπλοστάσιο(武器庫)。関連語に στρατιώτης(兵士、軍人)、επίθεση(攻撃、襲撃)。
ギリシャ語:στρατός
読み方:ストゥラトス・ストゥラトース
ラテン文字:stratos
印欧祖語の「広げる、伸ばす」を表す語根に起源を持ち、古代ギリシャ語の στρατός(軍、遠征軍)に由来。
派生語に στρατηγός(将軍), στρατηγική(戦略), στράτευμα(兵力), εκστρατεία(遠征、キャンペーン), στρατοκρατία(軍国主義)。関連語は στρατιώτης(兵士), άμυνα(防衛)。英語 strategy は στρατός と ἄγω(導く)の合成 στρατηγός を経て同じ語根からできた語。
ギリシャ語:σαρδέλα
読み方:サルデラ・サルデーラ
ラテン文字:sardela
中世ギリシャ語 σαρδέλα を継承した語。イタリア語 sardella(sarda の指小形), フランス語 sardine と同じ流れで、ラテン語 sardus(サルデーニャの、サルデーニャの魚)に行き着く。英語 sardine もフランス語 sardine 経由の同源語。
指小形に σαρδελίτσα。近い小魚に γαύρος(アンチョビ), αντσούγια(塩蔵アンチョビ), παπαλίνα。軍の俗語では制服の階級章や線飾りを指し、σιρίτι(縁テープ)や γαλόνι(ガロン)と同じ文脈に出る。
ギリシャ語:βάση
読み方:ヴァシ・ヴァーシ
ラテン文字:vasi
βάση は古代ギリシャ語の βάσις(足取り、立つ位置、台座、土台)に由来する。さらにさかのぼると、βαίνω(歩く、踏む、進む)という動詞につながっており、もともとの核には「足を置く場所」「立つための位置」という感覚がある。
そこから現代ギリシャ語では、物が立つための台座や底部、議論や制度を支える基礎、軍事や仕事の拠点、成分のベース、化学の塩基まで広く表すようになった。英語の basis は同じ古代ギリシャ語 βάσις に由来する学術語で、base も近い系統の語として並ぶ。
抽象的な用法では、θεωρία(理論)や λογική(論理、考え方)を支える根拠として βάση が現れやすい。具体的な用法では、幾何の τρίγωνο(三角形)の底辺や、円錐・ピラミッドの底面を言うときにも使う。
中心にあるのは「何かがその上に成り立つ土台」という感覚である。物理的な台座や底部にも、抽象的な基礎や根拠にも使え、さらに基地、本拠地、支持基盤、主成分、下地、塩基などへ広がる。複数形 βάσεις(合格ライン、基礎)は、入試の合格ラインや「基礎がある」という意味でもよく使われる。
固定表現では、「〜に基づいて」「基本的には」「〜ベースで」「重視する、気にかける」といった意味を作る言い回しが多い。
ギリシャ語:μοίρα
読み方:ミラ・ミーラ
ラテン文字:moira
古代ギリシャ語の μοῖρα(分前、運命)を継承。動詞 μείρομαι(分配を受ける)から作られた語で、「割り当てられたもの」がもとの意味。印欧祖語で分配・割り当てを表す語根から続き、英語 merit(功績)もラテン語 mereō(値する)を経て同じ語源。
ギリシャ神話では Μοίρες(運命の三女神)が人の生死や境遇を定める存在として語られる。
軍の部隊名(大隊、飛行隊)と角度の「度」には、それぞれフランス語 escadron と degré からの意味借用が入って定着した。
派生語に μοιράζω(分ける、配る), μοιραίος(運命的な、致命的な), μοιρασιά(分け前、取り分)。合成語に κακόμοιρος(不幸な、かわいそうな), μεμψίμοιρος(文句の多い、不平を言う)。
類義語に τύχη(運命、幸運)。τύχη は偶然や巡り合わせを指し、μοίρα はあらかじめ定められた運命を指す。
ギリシャ語:δύναμη
読み方:ディナミ・ディーナミ
ラテン文字:dynami
古代ギリシャ語の δύναμις(能力、力)に由来する。δύναμις は「できる」を意味する動詞 δύναμαι から派生した名詞で、もともと「何かをする能力」を表した。中世ギリシャ語を経て語末の -ις が -η に変化し、現代ギリシャ語の δύναμη となった。
英語の dynamic(動的な)、dynamite(ダイナマイト)、dynamo(発電機)は、いずれもこの δύναμις を語源とする。
類義語に ισχύς(効力、威力)や σθένος(強健さ、気概)がある。対義語は αδυναμία(弱さ、無力)で、否定の接頭辞 α- が付いた形。
δύναμη は多くの定型表現に用いられる。軍事では Ένοπλες Δυνάμεις(軍隊)、Ειδικές Δυνάμεις(特殊部隊)、αεροπορική δύναμη(空軍力)、δύναμη πυρός(火力)、政治・経済では δημόσια δύναμη(公権力)、Μεγάλες Δυνάμεις(列強)、αγοραστική δύναμη(購買力)などがある。
ήρεμη δύναμη は「静かなる強さ」を意味し、実力をひけらかさないが能力のある人を指す比喩表現。
日本語の「力」と同様に、身体的・精神的な能力から、物の作用や効能、政治・経済的な勢力、軍事力、物理学の力、数学の累乗、超自然的な存在まで非常に幅広い意味を持つ。
ギリシャ語:μάχη
読み方:マヒ・マーヒ
ラテン文字:machi
μάχη は古代ギリシャ語から受け継がれた語で、「戦う」を意味する印欧祖語の語根に由来する。この語根から英語の接尾辞 -machy(〜戦、〜闘争)が生まれ、logomachy(言葉の争い)などに使われている。ギリシャ神話の人名 Andromache(アンドロマケー)も、ἀνήρ(男)と μάχη を組み合わせた「男と戦う者」を意味する名前である。
派生語には μάχομαι(戦う)、μαχητής(戦士)、μαχητικός(戦闘的な)などがある。
類義語として πόλεμος(戦争)があるが、πόλεμος が国家間の長期にわたる武力紛争全体を指すのに対し、μάχη はより限定的な場所や時間で行われる具体的な戦闘や衝突を指す。また、αγώνας(競技、闘争、努力)とも近い意味を持つが、μάχη はより激しい対立や、勝敗がはっきり分かれる局面に重きが置かれる。
主な意味は、軍隊間の戦闘。そこから転じて、スポーツや政治などの競争・対決や、病気や困難に立ち向かう懸命な努力を指す。
ギリシャ語:σύγκρουση
読み方:シググルシ・シーググルシ・シングルシ・シーングルシ
ラテン文字:sygkrousi
古代ギリシャ語の σύγκρουσις(互いにぶつかり合うこと)から。「共に」を意味する接頭辞 συν- と「打つ、叩く」を意味する動詞 κρούω が組み合わさったもので、もともとは物理的なぶつかり合いを表していた。
中世を経て現代ギリシャ語に至り、物理的な衝突だけでなく、意見や利益の対立、武力紛争、心理的な葛藤まで幅広く使われるようになった。動詞形は συγκρούομαι(衝突する、対立する)。
σύγκρουση と近い意味を持つ語もあるが、それぞれ用法の幅が異なる。πρόσκρουση は物体が固定物にぶつかる「衝撃」に重点を置く。τρακάρισμα は車の衝突事故を指す口語。αντιπαράθεση や διαμάχη は意見や立場の「対立・論争」に使われ、肉体的な衝突を含まないことが多い。
主な意味は、物体同士の物理的な衝突、意見や利益の対立、武力による紛争、そして心理的な葛藤。武力紛争については、πόλεμος(戦争)が組織的・長期的な紛争を指すのに対し、σύγκρουση は個々の衝突や散発的な小競り合いにも使われる。
σύγκρουση は σύγκρουση συμφερόντων(利益相反)や σύγκρουση των πολιτισμών(文明の衝突)のように、法律、政治学、心理学でも定着した複合表現に使われる。
ギリシャ語:πόλεμος
読み方:ポレモス・ポーレモス
ラテン文字:polemos
古代ギリシャ語の πόλεμος(争い, 戦闘)を継承。起源は明らかでない。ギリシャ語以前の基層言語に由来する可能性と, 「揺する, 打つ」を表す πάλλω(振り回す), πελεμίζω(震わせる)などと同じく印欧祖語の語根「打つ, 押す」に続くとする説がある。ラテン語 pello(押す, 打ち負かす)や英語 feel との結びつきも示唆されるが, いずれも定説ではない。「派閥の戦い」「麻薬撲滅運動」のような比喩・キャンペーンの用法は, 英語 war, フランス語 guerre からの意味借用で加わった。
英語 polemic(論争的な), polemics(論争術)も同じ語源。派生に πολεμώ(戦う), πολεμικός(戦争の, 軍事の), πολεμιστής(戦士), πολεμοχαρής(好戦的)。
μάχη(戦闘)は個々の戦い, πόλεμος はより長期にわたる全体の戦いを指す。σύγκρουση(衝突, 対立)は物理的な衝突から意見対立まで指し, πόλεμος より広い。対義語は ειρήνη(平和)。
ギリシャ語:γραμμή
読み方:グラミ・グラミー
ラテン文字:grammi
ギリシャ語:πυροδοτώ
読み方:ピロドト・ピロドトー
ラテン文字:pyrodoto
古代ギリシャ語の πῦρ(火)と δίδωμι(与える)を πυρο- + -δοτώ の形で組み合わせた学術借用で、19 世紀中頃に作られた。フランス語 mettre le feu(〜に火をつける、爆発装置に点火する)の意味を写した翻訳借用で、「爆発装置を作動させる」の語義はここから定着した。
類義語に πυρπολώ(火を放つ、放火する)。派生に πυροδότηση(起爆、点火), πυροδότης(起爆装置、引き金となる人・要因), πυροδότρα(女性の起爆者), πυροδοτικός(起爆用の), αναπυροδοτώ(再起爆する), αποπυροδοτώ(起爆解除する)。
ギリシャ語:πυρ
読み方:ピル
ラテン文字:pyr
古代ギリシャ語の πῦρ(火)に由来。印欧祖語で「火」を表す語根に続く語で, 英語 fire, ドイツ語 Feuer, ヒッタイト語 paḫḫur も同じ語根の仲間。英語 pyre(火葬の薪), pyro-(火の〜), pyromania(放火癖)はこの語からラテン語経由で英語に入った。
射撃や砲火を指す用法は, フランス語 feu, 英語 fire からの意味借用で加わった。派生に πυρά(篝火, 砲火), πυρετός(熱, 熱病), πυροσβέστης(消防士), πυροβόλο(大砲)。
ふだん「火」と言うときは φωτιά, πυρ は軍事や宗教, 哲学の文脈や慣用句に使うことが多い。
ギリシャ語:φωτοβολίδα
読み方:フォトヴォリダ・フォトヴォリーダ
ラテン文字:fotovolida
カサレヴサの φωτοβολίς に由来。古代ギリシャ語 φῶς(光)の接頭辞形 φωτο- と、コイネー βολίς(投げられたもの、矢、弾丸)の合成で、強い光を放って飛ぶものを指す。英語 photography や photon の photo- も同じ φῶς を起源とする。
観賞用の花火を指す πυροτέχνημα に対し、φωτοβολίδα は光を放つ信号弾・照明弾を指す。

女性名詞
天気
風
軍事 
道具
天文
星座 
動物
哺乳類
イヌ亜目
ウシ亜目 
人 




食べ物 
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