#👕 衣類
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ギリシャ語:παλτό
読み方:パルト・パルトー
ラテン文字:palto
ギリシャ語:φούστα
読み方:フスタ・フースタ
ラテン文字:fousta
φούστα はイタリア語 fusta から入った借用語。現代ギリシャ語では、女性が腰から下に身につけるスカートを指す基本語として定着している。
衣類全般をいう ρούχο(布製品、服、衣類)より意味が狭く、φόρεμα(ドレス、ワンピース、着用)は上下一体の服を指すのに対して、φούστα は腰から下だけを覆う。
指小語 φουστάκι(小さなスカート、子ども用のスカート)と φουστίτσα(小さなスカート、かわいらしいスカート)も使われる。
主な意味は「スカート」。丈、広がり、素材、ひだ、ポケット、裾の形などを添えて細かく言い分ける。舞台衣装としてバレリーナのスカートを指したり、スコットランドのキルトをいうのにも使う。
成句では、母親のそばから離れられず、後ろに隠れるような子どもや人を表す言い方にも現れる。
ギリシャ語:καπέλο
読み方:カペロ・カペーロ
ラテン文字:kapelo
καπέλο(帽子)は中世ギリシャ語の καπέλο(帽子)を経た借用語で、そのもとはヴェネツィア語 capelo にある。西欧由来の服飾語が現代ギリシャ語に入った例のひとつで、今では日常語として完全に定着している。
衣類全般を広く言う ρούχο(布製品、服、衣類)に対して、καπέλο は頭にかぶる帽子そのものを指す。素材や用途を添えて言うことが多く、ふだんの帽子から軍帽まで広く使える。
主な意味は頭にかぶる帽子。そこから、似た形で上にかぶさる部分という感覚で、λάμπα(ランプ、電球、照明器具)の笠や μανιτάρι(キノコ)の傘、煙突の覆いのような部分も言う。さらに口語では、値段や請求に上から載せられる不当な割増にも意味が広がっている。
指小語 καπελάκι(小さな帽子)は、小さな帽子のほか、顔のまわりを帽子のように囲む短いボブの髪型も指す。成句では、感服して「脱帽する」、話題を切り分けて「それは別の話だ」、皮肉を込めて「お偉方」と言うような言い方によく現れる。
ギリシャ語:πανταλόνι
読み方:パダロニ・パダローニ・パンダロニ・パンダローニ
ラテン文字:pantaloni
παντελόνι の別綴り。意味は同じ。
ギリシャ語:παντελόνι
読み方:パデロニ・パデローニ・パンデロニ・パンデローニ
ラテン文字:panteloni
παντελόνι は、古代ギリシャ語の人名 Πανταλέων(パンタレオン)に由来するヴェネツィア方言の Pantalone を遠い起点に持つ。Pantalone はイタリア喜劇 commedia dell'arte の登場人物で、特徴的な長ズボンをはいていたことから、まずフランス語の pantalon が衣類名として定着した。そこからイタリア語の複数形 pantaloni が広まり、ギリシャ語ではその形が中性単数として取り入れられて παντελόνι になった。
別綴りに πανταλόνι(ズボン、パンツ) があり、こちらは借用元に近い母音を保つ形。指小語 παντελονάκι(小さなズボン、短めのズボン)は、小さなズボンや短めのズボンを言うときに使う。
ρούχο(布製品、服、衣類) の中でも、左右の脚を別々に包み、腰で留めて下半身を覆う衣類を指す。素材や形、用途に応じた複合表現が多く、ふだん着から乗馬用、迷彩柄のものまで広く言える。
主な意味は「ズボン、パンツ」。革、コーデュロイ、ジーンズのように素材で言い分けたり、καμπάνα(ベルボトム、裾広がり)や σωλήνας(パイプ型、細身)のようにシルエットで種類を言い分けたりする。裾の筒、折り返し、ポケットなど各部位の話にもそのまま使う。
ギリシャ語:φόρεμα
読み方:フォレマ・フォーレマ
ラテン文字:forema
φόρεμα は動詞 φορώ(着る、身につける)からできた名詞で、もともとは「身につけること」と結びついた語。現在では、その意味から発展して、女性が一枚で着るドレスやワンピースを指す語として定着している。
衣類全般を広く言うのは ρούχο(布製品、服、衣類)で、φόρεμα はその中でも、上下一体になった女性用の服を指す。日常語では φουστάνι(ドレス、ワンピース)も近い言い方として使われる。
指小語 φορεματάκι(小さなドレス、かわいらしいワンピース)は、小さなドレスや、かわいらしさをこめて言うワンピースを表す。
主な意味は、女性が着る一枚仕立てのドレスやワンピース。丈、素材、場面、飾りを添えて細かく言い分けることが多い。口語ではそこから広がって、靴や制服などを身につけることも表す。
複合語では φόρεμα-μπλούζα(ブラウス風ワンピース)や φόρεμα-πουλόβερ(セーター風ワンピース)のような言い方もある。
ギリシャ語:παπούτσι
読み方:パプツィ・パプーツィ
ラテン文字:papoutsi
παπούτσι は中世ギリシャ語の παπούτσιον(靴)から来た語で、そのもとにはトルコ語 papuç / pabuç(靴、スリッパ)がある。借用語として定着したのち、現代ギリシャ語で日常的な「靴」の基本語になった。
指小語 παπουτσάκι(小さな靴、子ども向けの靴)もある。
衣類全体を指す ρούχο(服、衣類)に対して、παπούτσι は足に履く靴そのものをいう。ふつうは足首を大きく越えない靴を広く指し、より高さのある履き物は別語で言い分けることが多い。
主な意味は「靴、シューズ」。紳士靴、婦人靴、子ども靴、革靴、ひも靴、夏用の靴、整形外科用の靴、安全靴、作業靴、運動靴のように幅広く使える。サイズが合うかどうか、きついか、靴ずれするかといった言い方にもよく現れる。
スポーツでは χρυσό παπούτσι(ゴールデンシュー)が得点王表彰の名として使われる。成句では、貧しさ、引退、相手を強く支配すること、相手を気にも留めないことなどを表す。
ギリシャ語:πουκάμισο
読み方:プカミソ・プカーミソ
ラテン文字:poukamiso
πουκάμισο はラテン語 camisia にさかのぼる語群に属する。そこから文語的な καμίσιον(シャツ)や、中世ギリシャ語の πουκάμισον(シャツ)を経て、現代ギリシャ語の πουκάμισο になった。
現代ギリシャ語では、上半身に着て前で留めるシャツを指す日常語として定着している。
衣類全般を広く言うのは ρούχο(布製品、服、衣類)で、πουκάμισο はその中でも、前をボタンで留めるえり付きのシャツを指すことが多い。
そこから意味が広がって、正教会で崇敬の対象になる聖像であるイコンを覆う銀の被せ飾りや、φίδι(ヘビ、蛇)が脱皮して残す皮も言う。
主な意味はシャツ。とくに長袖や半袖で前開きのものを指し、素材や色を添えて具体的に言うことが多い。別の意味では、イコンにかぶせる銀の覆いと、ヘビの抜け殻も表す。
指小語 πουκαμισάκι(小さなシャツ)は、小さなシャツや小ぶりのシャツを言うときに使う。
成句では、πουκάμισο は中身のないものや、つまらないことでの争い、相手を次々取り替えることのたとえにもなる。
ギリシャ語:χαμόγελο
読み方:ハモイェロ・ハモーイェロ・ハモゲロ・ハモーゲロ
ラテン文字:chamogelo
χαμόγελο は動詞 χαμογελώ(笑顔を見せる、ほほえむ)からできた名詞で、さらにさかのぼると χαμο-(下へ、低く、控えめに)と γελώ(笑う)に分かれる。χαμο- は古い複合語要素で、もともとは声を立てず、口元だけで静かに笑う動きが核にあったと考えられる。
この「低く笑う」「そっと笑う」という感覚から、現代ギリシャ語ではごく普通の「笑顔、ほほえみ」を表す基本語として定着した。名詞の χαμόγελο と動詞の χαμογελώ、形容詞の χαμογελαστός(ほほえんだ、笑顔の)は同じ語族をなす。
χαρά(喜び) が内側にある喜びそのものを指しやすいのに対し、χαμόγελο はそれが πρόσωπο(顔) に現れた表情を指す語である。口元だけに出る静かな表情なので、声や動きを伴いやすい γέλιο(笑い) よりも控えめな場面によく合う。見た目の動きとしては χείλος(唇) の端が持ち上がることが中心にあり、そこから比喩的に「喜び」そのものや、服の襟ぐり、整った歯並びまで意味が広がっている。
主な意味は「笑顔、ほほえみ」。そこから、その表情が示す「喜び」、横に広く開いた襟ぐり、見映えのよい白い歯並びも表す。指小語 χαμογελάκι(小さな笑み)は顔文字 :) や :-) を指すこともある。
ギリシャ語:κασκόλ
読み方:カスコル・カスコール
ラテン文字:kaskol
κασκόλ はフランス語の cache-col(首を隠すもの)から入った借用語。cache は cacher(隠す)、col は首を表し、首元を覆って寒さをしのぐ用途がそのまま語形に残っている。
κασκόλ は、首に巻いたり掛けたりして使う ρούχο(布製品、服、衣類)の一種。ギリシャ語では中性名詞だが、不変化語として扱われ、格によって語形が変わらない。
細長い布を首に巻いたり掛けたりする防寒具を指す。毛皮、ウール、ニットなど素材を問わず使え、筒状のものは κασκόλ σωλήνας(筒状のネックウォーマー)と言う。スポーツでは、チーム名や色の入った応援用のマフラーも同じ語で呼ぶ。
ギリシャ語:ρούχο
読み方:ルホ・ルーホ
ラテン文字:roucho
ρούχο は中世ギリシャ語の ρούχον(布製品、衣類)に由来し、そのもとにはスラヴ語 ruho がある。もともとは布を裁って縫った品を広く指す語で、現代ギリシャ語でもその広がりを残している。
指小語 ρουχαλάκι(小さな服、赤ちゃんの服)と ρουχάκι(小さな服、赤ちゃんの服)は、どちらも小さな服や赤ちゃんの服を表す。
寝具や衣類のような縫製品全般を指せるが、日常語ではその中でも「服」「着るもの」の意味が中心になる。複数形 ρούχα(衣類一式、服)で衣類一式を言うことが多く、成句でもこの形がよく現れる。
成句では、着る物の有無から貧しさを言ったり、腹立ちや不機嫌さを表したりする。口語では έχει τα ρούχα της(月経中である)の形で、月経中であることを遠回しに言う表現にもなる。
ギリシャ語:μπανάνα
読み方:バナナ・バナーナ
ラテン文字:banana
果物、バナナ味のもの、バナナボートの意味では、イタリア語と英語の banana(バナナ)を通って現代ギリシャ語に入った。ウエストポーチ、電気部品、髪型の意味では、フランス語の banane(バナナ)を経た形で使われている。
果実がなる植物は μπανανιά(バナナの木、バナナの株)と呼ばれる。指小語には μπανανίτσα(小さなバナナ)と μπανανούλα(小さなバナナ)があり、小さなバナナや親しみを込めた言い方に使う。
主な意味はトロピカルフルーツのバナナ。そこから、バナナで作ったものやバナナ味の食品を表す形容的な使い方が生まれ、さらに細長い形や黄色い見た目の連想から、海上で遊ぶバナナボート、腰に巻くポーチ、バナナプラグや小型ワイヤレスマイク、巻き上げた髪型も指すようになった。
複合語では、見かけだけ民主的で実質的には不安定な国家を指す δημοκρατία της μπανανίας(バナナ共和国)がよく知られる。別形の δημοκρατία της μπανάνας(バナナ共和国)も使われる。食品名では μπανάνα σπλιτ(バナナスプリット)や μπανάνα τσιπς(バナナチップス)も定着している。
ギリシャ語:δαχτυλίδι
読み方:ダフティリディ・ダフティリーディ
ラテン文字:dachtylidi
古代ギリシャ語の δακτύλιος(指輪)をもとにした、ヘレニズム期の指小形 δακτυλίδιον(小さな指輪)から来た語。中世ギリシャ語の δαχτυλίδι(ον)(指輪)を経て、現代ギリシャ語の δαχτυλίδι になった。
音韻面では、この過程で子音連続 [kt] が [xt] に変わっている。形のうえでは小ささを表す指小形がもとだが、現代ギリシャ語ではふつうに「指輪」を表す日常語として定着している。
基本の意味は、指にはめる κόσμημα としての指輪。そこから、輪の形をした部品や帯のようなものにも広がり、ピストンリング、シガーバンド、καπνός の輪、輪のようにくるんとした髪を言うのにも使われる。
ギリシャ語:σκουλαρίκι
読み方:スクラリキ・スクラリーキ
ラテン文字:skoulariki
中世ギリシャ語の σκουλαρίκιον(skularikion)から。これはさらに、宮廷警護兵を指す σχολάριος(scholarios)に指小辞がついた σχολαρίκιον(skolarikion)に由来する。当時、宮廷警護兵が耳飾りを着用する習慣があったことから、この名がついたとされる。
音韻の変化としては、[sx] から [sk] への異化(σχολ- → σκολα-)、および軟口蓋音 [k] と流音 [l] の影響による母音の変化([o] → [u])を経て現在の σκουλαρίκι となった。
σχολάριος は、後期ラテン語で「宮廷の近衛隊」を意味した schola から派生した scholaris(近衛兵)を起源とする。この schola のさらに古い源流は、古代ギリシャ語で「閑暇、講義」を意味した σχολή(scholē)であり、英語の school(学校)や scholar(学者)とも語源を共有している。
指小辞がさらについた σκουλαρικάκι(小さなイヤリング)という派生語もある。
花の形が垂れ下がったイヤリングに似ることから、σκουλαρικιά(フクシア)は σκουλαρίκι に植物を表す接尾辞 -ιά がついてできた語で、ギリシャ語ではこの通称が定着している。
主な意味は「耳に着用する装身具」で、イヤリングやピアスを指す。
ギリシャ語:βραχιόλι
読み方:ヴラヒョリ・ヴラヒョーリ
ラテン文字:vrachioli
ラテン語の bracchiale(腕の装飾品)に由来する。ヘレニズム期に βραχιάλιον としてギリシャ語に入り、中世ギリシャ語で βραχιόλιον を経て、現在の形になった。途中の母音の変化(a → o)は、同じく「腕の装飾品」を意味する βραχιόνιον の影響とされる。
βραχίονας(腕)に関連する語であり、英語の bracelet(ブレスレット)や brace(支え具)とも起源を共有する。いずれも古代ギリシャ語の βραχίων(腕)からラテン語 bracchium(腕)を経た派生にあたる。
装飾品としてのブレスレット(腕輪)を指すのが基本だが、工業用の金属リングや、口語で手錠の俗称としても使われる。
χρυσό βραχιόλι(金のブレスレット)は、学歴による女性の経済的自立を象徴する成句としても使われる。
ギリシャ語:μάγια
読み方:マヤ・マーヤ
ラテン文字:magia
綴りは同じだが語源の異なる二つの語がある。
魔法の意味の τα μάγια(中性・複数のみ)は、中世ギリシャ語でヘレニズム期の形容詞 μάγιος(魔術の)が名詞化したもの。語源は μάγος(魔法使い)で、μαγεία(魔法、魔術)と同じ語根を持つ。μαγεία が概念としての魔法を表すのに対して、τα μάγια は具体的な魔術行為やまじないの手段、それによってもたらされる効果を指す。
レオタードの意味の η μάγια(女性・単数)は、フランス語の maillot(網目、編み物)に由来すると推測される。
なお、ストレス位置が異なる μαγιά(女性)はトルコ語 maya に由来するまったく別の語で、酵母を意味する。
主な意味は、魔術行為やまじないの手段、およびそれによる効果としての「魔法」。比喩的に、人を惹きつける魅力も表す。まったく別の語として、レオタードの意味もある。
ギリシャ語:κόσμημα
読み方:コズミマ・コーズミマ
ラテン文字:kosmima
印欧祖語で「告げる, 整える」を表す語根にさかのぼり, ラテン語 cēnseō(評定する, 査定する)やサンスクリット śaṃsati(褒め称える)と同源の語族に連なる古代ギリシャ語の中性名詞 κόσμημα(飾り, 装飾品。κόσμος「秩序, 装飾」から派生した動詞 κοσμέω「整える, 飾る」に結果を表す接尾辞 -μα を付けた形)を継承。κόσμος はもとは「秩序」「調和」の意で, そこから「世界の秩序」としての「宇宙」と「整え飾ること」としての「装飾」の二方向に意味が分かれ, κόσμημα は後者の系譜に属する。英語 cosmos(宇宙), cosmetic(化粧品)は κόσμος からラテン語・フランス語を経由して入った学術借用で, κόσμημα と語根を共有する。
類義語に στολίδι(飾り、装飾品。飾り全般を指す), μπιζού(アクセサリー。フランス語 bijou からの外来借用で、主にファッション小物や安価な装飾品を指す)。κόσμημα は貴金属や宝石を用いた芸術的・金銭的価値の高い宝飾品を指す形として使う。派生に κοσμηματάκι(小さな宝飾品。指小形), κοσμηματοπώλης(宝飾商), κοσμηματοπωλείο(宝飾店), κοσμηματοθήκη(ジュエリーケース)。関連語に κόσμος(世界、宇宙), κοσμέω(整える、飾る), κοσμικός(世俗の、社交界の)。

女性名詞
衣類 
季節
冬 

経済 

信仰・神話
動物 
感情
喜び・楽しさ
身体・健康 

果物
食べ物
余暇
道具 


