ギリシャ語:ευχάριστος
読み方:エフハリストス・エフハーリストス
ラテン文字:efcharistos
古代ギリシャ語の εὖ(よく)と χάρις(喜び、好意)を合わせた形容詞 εὐχάριστος(感謝する、喜ばせる)に由来。
現代の「楽しい、感じのよい」の意味は、フランス語 agréable からの意味借用で定着した。
関連語に ευχαριστώ(感謝する、「ありがとう」)、ευχαρίστηση(喜び、楽しみ、満足感)など。
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ギリシャ語:ευχάριστος
読み方:エフハリストス・エフハーリストス
ラテン文字:efcharistos
古代ギリシャ語の εὖ(よく)と χάρις(喜び、好意)を合わせた形容詞 εὐχάριστος(感謝する、喜ばせる)に由来。
現代の「楽しい、感じのよい」の意味は、フランス語 agréable からの意味借用で定着した。
関連語に ευχαριστώ(感謝する、「ありがとう」)、ευχαρίστηση(喜び、楽しみ、満足感)など。
ギリシャ語:γελώ
読み方:イェロ・イェロー・ゲロ・ゲロー
ラテン文字:gelo
ギリシャ語:πανηγύρι
読み方:パニイリ・パニイーリ・パニギリ・パニギーリ
ラテン文字:panigyri
中世ギリシャ語の πανηγύρι(ν) を継承。
古代ギリシャ語の πανήγυρις(みんなの集まり、祭典)に由来。これは πᾶς(すべての)と ἄγυρις(集まり。ἀγείρω「集める」より)を合わせて作られた語。
中世の πανηγύριον が音変化を経て現在の形になった。
派生語には πανηγυρίζω(祝う、はしゃぐ)や πανηγυρισμός(祝賀)などがある。関連語として πανηγυρικός(祝典の、讃辞)なども挙げられる。
ギリシャ語:ανακούφιση
読み方:アナクフィシ・アナクーフィシ
ラテン文字:anakoufisi
ギリシャ語:χαμόγελο
読み方:ハモイェロ・ハモーイェロ・ハモゲロ・ハモーゲロ
ラテン文字:chamogelo
中世ギリシャ語の動詞 χαμογελώ(ほほえむ、控えめに笑う)から逆形成(αναδρομικός σχηματισμός)でつくられた中性名詞で、χαμογελ- 語幹に -ο の中性語尾がついた形。動詞 χαμογελώ は中世ギリシャ語期の合成語で、χαμό-(下に、低く、控えめに)と γελώ(笑う)からなり、文字どおり「低く笑う」「控えめに笑う」を意味した。古代以来連続して使われ続けてきた継承語(κληρονομιά)。
源にある古代の γελώ(< γελάω、笑う)は印欧祖語の「光り輝く、笑う」を表す語根に由来する。同じ γελώ から派生した重要語に γέλιο(笑い), γελοίος(滑稽な、馬鹿げた、英語 ridiculous の意味展開と類似), καταγέλαστος(笑いものになるほど馬鹿げた)など、笑い・滑稽の概念領域の中核を成す。
接頭辞 χαμό- / χαμηλά(下に、低く)は、副詞 χαμηλά(低く), 形容詞 χαμηλός(低い)の系統で、合成語の前半要素として「控えめに、ひそかに、地味に」のニュアンスを与える。同じ χαμο- 系統の合成語に χαμοδράκος(小妖精), χαμολούλουδο(地面に咲く花、野草)など。
派生・関連語族として χαμογελώ(ほほえむ、動詞), χαμογελαστός(ほほえんだ、笑顔の、形容詞), χαμογελάκι(小さな笑み、可愛らしい笑顔、指小形、近年では顔文字 :) :-) の意味でも英 smiley の影響で使われる)。類義語に γέλιο(笑い、声を伴う大きな笑い), μειδίαμα(微笑、書きことばの古典的な語、← 古代 μειδιάω「微笑む」), σαρκασμός(皮肉、嘲笑)。χαμόγελο は声を立てない静かな表情としての「笑顔、ほほえみ」を指す中心語で、内側の喜びそのものを指す χαρά と対の関係にある。
ギリシャ語:γέλιο
読み方:イェリョ・イェーリョ・ゲリョ・ゲーリョ
ラテン文字:gelio
動詞 γελώ(笑う)の語幹に中性語尾 -ιο がついて造られた中世ギリシャ語 γέλιο(笑い、笑い声)が、逆形成(αναδρομικός σχηματισμός)でつくられ、現代まで受け継がれた継承語(κληρονομιά)。古代ギリシャ語の対応語 γέλως(属格 γέλωτος、笑い、書きことばの古典形)と並ぶ二形が現代も生きている。
源にある古代の動詞 γελάω / γελῶ(笑う)は印欧祖語の「光り輝く、笑う」を表す語根に由来し、サンスクリット háras-(光線、輝き)と関連する系統。古代の「光り輝く、ぱっと表に現れる」の意味から「笑い顔がぱっと開く」の連想で「笑う」の意味へ展開したと見られる。
同じ γελώ から派生した重要語に γελοίος(滑稽な、馬鹿げた、英語 ridiculous の意味展開と類似), καταγέλαστος(笑いものになるほど馬鹿げた), χαμόγελο(微笑、← χαμό-「低く」+ γέλιο), γελωτοποιός(道化師、コメディアン)など、笑い・滑稽の概念領域の中核を成す語族。
派生・関連語族として γελώ(笑う、現代の動詞), γελαστός(陽気な、笑顔の), γελάκι(小さな笑み、ちょっとした笑い、指小形), γέλωτας(笑い、書きことばの古典形), γελοιοποίηση(笑いものにすること、揶揄)。類義語に χαρά(喜び、感情そのもの), κέφι(上機嫌、陽気な気分), χαμόγελο(微笑、声を伴わない静かな表情), μειδίαμα(微笑、書きことば), σαρκασμός(皮肉、嘲笑), χλεύη(あざけり), καγχασμός(高笑い、嘲笑)。複数形 γέλια では「大笑い、爆笑、笑いの連続」を指し、πεθαίνω από τα γέλια(笑い死にしそう), ξεκαρδίζομαι στα γέλια(笑い転げる)など、誇張表現で広く使われる。
ギリシャ語:ευχαρίστηση
読み方:エフハリスティシ・エフハリースティシ
ラテン文字:efcharistisi
動詞 ευχαριστώ(感謝する、満足させる)の語幹 ευχαριστη- に名詞接尾辞 -σις(現代形 -ση)をつけて造られた中世以降の語で、フランス語 plaisir(喜び、楽しみ)の意味を訳し移した翻訳借用(μεταφραστικό δάνειο)兼学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。中世ギリシャ語 ευχαρίστησις(喜び、満足)を経て現代の ευχαρίστηση の形に整った。
源にある古代の ευχαριστώ(< εὐχαριστέω、感謝する、好意を示す)は、ευ-(よい、好ましい)と χάρις(恩、好意、優美、感謝、← χαίρω「喜ぶ」)の合成派生で、文字どおり「よい好意を返す、感謝の気持ちを表す」を意味した。古代以来「感謝する」の中心動詞で、新約聖書のキリスト教文献で「ευχαριστώ τον Θεό(神に感謝する)」の用法から「ευχαριστία(聖体、聖餐、感謝)」が宗教用語として確立し、英語 Eucharist(聖餐式), ラテン語 Eucharistia の語源となった。
派生・関連語族として ευχαριστώ(感謝する、現代の動詞、また「ありがとう」の挨拶), ευχαριστημένος(満足した、嬉しい、過去分詞形容詞), ευχάριστος(楽しい、心地よい、形容詞), ευχαριστία(感謝、聖体), χαρά(喜び), χάρη(恩、優美、お礼), χαρίζω(贈る、贈与する)。類義語に χαρά(喜び、より高揚した感情), ευτυχία(幸福、より広く持続的な幸せ), ικανοποίηση(満足), απόλαυση(享受、楽しみ), αγαλλίαση(歓喜), ευαρέσκεια(満足), ευφροσύνη(晴れやかな喜び), τέρψη(楽しみ)。対義語に δυσαρέσκεια(不満、不快)。
ευχαρίστηση は欲求や望みが満たされたときの落ち着いた快さや満足感を指す中心語で、「Θα είναι ευχαρίστησή μου」(喜んで〜します、光栄です)のような丁寧な定型表現にも広く使われる。
ギリシャ語:ενθουσιασμός
読み方:エンスシアズモス・エンスシアズモース・エントゥシアズモス・エントゥシアズモース
ラテン文字:enthousiasmos
ギリシャ語:ευφορία
読み方:エフォリア・エフォリーア
ラテン文字:euforia
古代ギリシャ語の εὐφορία(豊かに実ること、耐え抜くこと)に由来する学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。εὖ(よく)+ 動詞 φέρω(運ぶ、耐える)の合成で、古代では「重荷をよく耐え抜く力」「土地が豊かに実ること(多産・肥沃)」「病の最中の体の安らぎ」などを指した。「精神的な高揚感・多幸感」の用法は、19世紀以降の精神医学の語として整ったフランス語 euphorie / 英語 euphoria からの意味借用(σημασιολογικό δάνειο)で、近代に加わった。古代の φέρω は印欧祖語の「運ぶ・支える」を表す語根に由来し、サンスクリット語 bhárati(運ぶ), ラテン語 ferō(運ぶ。ラテン語 ferō を経て英語 transfer, suffer, refer)と同根。同じ φέρω 系から英語 metaphor(隠喩), periphery(周縁), amphora(両取手の壺)などが広まった。
類義語に ευτυχία(幸福、運の良さ。古代 εὐτυχία 由来で、持続的な幸福感を指す), αγαλλίαση(歓喜、躍動するような喜び。古代由来の硬い形), ενθουσιασμός(熱狂、興奮。状況や対象への昂りを指す)。対義語に δυσφορία(不快感、不機嫌。εὖ を反対の δυσ- に替えた古代由来の対形), καταβολή(虚脱、消耗)。ευφορία は精神医学的な多幸感、日常的な高揚感、土地の肥沃さの三つを兼ねる形として広く使う。派生に ευφορικός(多幸感を引き起こす、肥沃な)。関連語に φέρω(運ぶ、耐える。動詞), εύφορος(豊かに実る、肥沃な。形容詞), δυσφορία(不快感。対形)。
ギリシャ語:χαρούμενος
読み方:ハルメノス・ハルーメノス
ラテン文字:charoumenos
中世ギリシャ語の χαρούμενος(喜んでいる)を継承。古代ギリシャ語の動詞 χαίρω(喜ぶ、楽しむ)の中受動相 χαίρομαι が中世ギリシャ語で口語化していく中で、現在受動分詞 χαιρούμενος の語幹が、同根の名詞 χαρά(喜び)の χαρ- に引っ張られて χαρούμενος の形に整いなおされ、形容詞として定着した。古代の χαίρω は印欧祖語の「望む、欲する」を表す語根に由来し、サンスクリット語 háryati(楽しむ), ラテン語 hortor(励ます、勧める)と同根。同じ χαίρω 系から派生した名詞 χάρις(恵み、優美、感謝)は、英語 charisma(カリスマ), charity(慈愛), eucharist(聖体拝領、感謝の典礼)など、品格・恵み・感謝を中心とする語族の源になった。
類義語に ευτυχισμένος(幸福な。古代 εὐτυχής 由来の継承で、より持続的・本質的な幸福感を指す), εύθυμος(陽気な、上機嫌の。古代 εὔθυμος「気分のよい」由来), ευδαίμων(幸せな、恵まれた。書き言葉の硬い形、古代 εὐδαίμων「神に祝福された」由来)。対義語に λυπημένος(悲しんでいる), στενοχωρημένος(落ち込んだ、悩んでいる), θλιμμένος(沈んでいる、嘆いている), θλιβερός(憂鬱な、悲惨な)。χαρούμενος は人・気分・表情・出来事・期間など、喜びを伴うあらゆる対象に使う形として広く使う。派生に χαρούμενα(楽しそうに。副詞)。関連語に χαρά(喜び。語幹を共有する名詞), χαίρω / χαίρομαι(喜ぶ。動詞), χάρις(恵み、優美、感謝), χαρωπός(陽気な、晴れやかな)。
ギリシャ語:κεφάτος
読み方:ケファトス・ケファートス
ラテン文字:kefatos
κέφι(上機嫌、ノリ、意欲)に、形容詞を作る接尾辞 -άτος が付いた語。
近い語に χαρούμενος(嬉しい), ευδιάθετος(機嫌の良い)。
ギリシャ語:χαρά
読み方:ハラ・ハラー
ラテン文字:chara
古代ギリシャ語の動詞 χαίρω(喜ぶ)から派生した χαρά(喜び)を継承。
同じ動詞 χαίρω からは χάρις(恵み、好意)や χάρισμα(賜物、カリスマ)などが作られた。英語の charisma は χάρισμα に由来。Eucharist も εὐχαριστία(感謝、聖体礼儀)を経て同じ語族につながる。
近い意味を持つ語には ευχαρίστηση(満足、楽しみ)、ενθουσιασμός(熱狂、熱意)、ευτυχία(幸福)など。対義語には θλίψη(悲哀)、λύπη(悲しみ)、στενοχώρια(悩み)などがある。
παιδική χαρά は「子供の遊び場」、μια χαρά は「とても良い、順調」を意味する。指小形の χαρούλα は小さな喜びを表すほか、親しみを込めた表現として使われる。
ギリシャ語:ευτυχία
読み方:エフティヒア・エフティヒーア
ラテン文字:eftychia