ギリシャ語:τεχνικός
読み方:テフニコス・テフニコース
ラテン文字:technikos
古代ギリシャ語の τεχνικός(技巧の、技能に関わる)に由来。名詞 τέχνη(技術、技芸、技巧)に形容詞を作る -ικός をつけた語。英語 technical、フランス語 technique、ドイツ語 technisch もラテン語 technicus を経て同じ語源。名詞の「技術者」の用法は、フランス語 technicien、英語 technician からの意味借用で広がった。
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ギリシャ語:τεχνικός
読み方:テフニコス・テフニコース
ラテン文字:technikos
古代ギリシャ語の τεχνικός(技巧の、技能に関わる)に由来。名詞 τέχνη(技術、技芸、技巧)に形容詞を作る -ικός をつけた語。英語 technical、フランス語 technique、ドイツ語 technisch もラテン語 technicus を経て同じ語源。名詞の「技術者」の用法は、フランス語 technicien、英語 technician からの意味借用で広がった。
ギリシャ語:γλύπτης
読み方:グリプティス・グリープティス
ラテン文字:glyptis
古代ギリシャ語の動詞 γλύφω(彫る、刻む)から派生した γλύπτης(彫刻家)に由来。先頭大文字の Γλύπτης はちょうこくしつ座(南天の星座)を表す。
ギリシャ語:αγρότης
読み方:アグロティス・アグローティス
ラテン文字:agrotis
αγρότης(農民、農業従事者、農家)は、αγρός(畑、農地)に由来する語である。現代ギリシャ語では、土地を耕し、作物を育てることを仕事にする人を表す。
χωράφι(畑、耕地) が作業する場所を言い、σοδειά(収穫、作柄) がそこで得られる収穫を言うのに対して、αγρότης はその営みに従事する人を言う。
意味は農民、農業従事者、農家。小規模な畑作から広い農業経営まで表せる。
ギリシャ語:μάγειρας
読み方:マイェラス・マーイェラス・マゲラス・マーゲラス
ラテン文字:mageiras
動詞 μάσσω(こねる)にさかのぼる古代ギリシャ語 μάγειρος(料理人, 肉をさばく人)を継承。語幹 μάγειρ- に男性名詞語尾 -ας が付いて中世ギリシャ語で μάγειρας の形になった。
派生に μαγειρεύω(料理する), μαγειρικός(料理の), μάγειρισσα(女性の料理人), μαγειρική(料理法), μαγειρείο(厨房, 飲食店)。合成語に εκλογομάγειρας(選挙結果を操作する人, 選挙のコック)。
ギリシャ語:νοσοκόμα
読み方:ノソコマ・ノソコーマ
ラテン文字:nosokoma
νοσοκόμα は、νόσος(病気)に関わる古い複合語形成に由来する。現代ギリシャ語では、病院や診療所で患者の世話や看護を担う職業を指す。
主な意味は「看護師」「ナース」。現代の職業名としては男女を問わず使われることもあるが、形そのものは女性形である。
ギリシャ語:μηχανικός
読み方:ミハニコス・ミハニコース
ラテン文字:michanikos
古代ギリシャ語の μηχανικός(機械や仕掛けに関わる)に由来。μηχανή(機械, 装置, 仕掛け)に形容詞を作る -ικός が付いた形で, もとは仕掛けや装置に関わる性質を表した。現代の「技師, エンジニア, 整備士」の用法はフランス語 mécanicien, ingénieur, machinal, 英語 mechanical からの意味借用で輪郭が整った。
同じ μηχανή の語族に μηχανική(機械工学, 力学), μηχανισμός(機構, 仕掛け), μηχάνημα(機械, 装置), μηχανάκι(スクーター, 原付), 合成語 πολιτικός μηχανικός(土木技師), ηλεκτρολόγος μηχανικός(電気技師), αρχιμηχανικός(主任技師)。
英語 mechanic, mechanical, machine もこの μηχανή からラテン語 machina 経由で入った語。
ギリシャ語:οδηγός
読み方:オディゴス・オディゴース
ラテン文字:odigos
古代ギリシャ語の ὁδός(道)と ἄγω(導く)からなる ὁδηγός(導く人, 案内人)を継承。現代の「運転手, ガイド」の用法はフランス語 conducteur, guide, 英語 driver からの意味借用で輪郭が整った。
同じ ὁδηγός の語族に οδηγώ(運転する, 導く), οδήγηση(運転, 操縦), οδηγία(指示, 指令), οδηγίες(取扱説明書, マニュアル), 合成語 αμαξοδηγός(馬車の御者), μηχανοδηγός(機関士), συνοδηγός(助手席の同乗者), εργοδηγός(現場監督)。
ギリシャ語:υπάλληλος
読み方:イパリロス・イパーリロス
ラテン文字:ypallilos
古代ギリシャ語の ὑπάλληλος(互いの下にある、従属する)に由来。ὑπό(〜の下に)と ἀλλήλους(互いに)からなる形容詞で、句 ὑπ' ἀλλήλους から一語に融合した形。「職員、社員」の使い方は、フランス語 employé からの意味借用で加わった。
派生語に υπαλληλικός(職員の)、συνυπάλληλος(同僚)、υπαλληλία(職員身分、職員組織)。よく使う表現に δημόσιος υπάλληλος(公務員)、τραπεζικός υπάλληλος(銀行員)、υπάλληλος γραφείου(事務員)。
古代ギリシャ語 ἀλλήλων(互いに)は、παρά(〜のそばに)と結んで παράλληλος(並行の)を作る。これがラテン語 parallelus を経て英語 parallel(並行の、平行線)の語源につながり、ὑπάλληλος とは合成の型を共有する。
ギリシャ語:εργασία
読み方:エルガシア・エルガシーア
ラテン文字:ergasia
古代ギリシャ語の ἐργασία(労働、仕事、商売、作品など)に由来。古代の基本語 ἔργον(仕事、作品)から動詞 εργάζομαι(働く)が派生し、その名詞形としてできた語。ἔργον は英語 work と同じ語源。ενέργεια(エネルギー)も ἐν-(中に)+ ἔργον からなる語で、同じ語根をもつ。
日常で「仕事」を広く指す δουλειά に対し、εργασία はよりフォーマルで、雇用、労働市場、契約など制度的な文脈で使われる。
派生語に εργάτης(労働者)、εργαλείο(道具)、έργο(仕事、作品)、εργασιακός(労働の、雇用の)など。合成名詞も多く、συνεργασία(協力)、επεξεργασία(処理、加工)、διεργασία(過程)、τηλεργασία(テレワーク)など。
ギリシャ語:βιολιστής
読み方:ヴィオリスティス・ヴィオリスティース
ラテン文字:violistis
βιολιστής(バイオリン奏者、バイオリニスト)は、βιολί(バイオリン)に、人を表す接尾辞 -ιστής(〜する人を表す語尾)がついた形。バイオリンを弾く人を表す、もっともまっすぐな言い方のひとつである。
女性形は βιολίστρια(バイオリン奏者、バイオリニスト)。類義語として βιολονίστας(バイオリン奏者、バイオリニスト)もある。
バイオリンを弾く音楽家を指す。職業としての演奏家にも、広くバイオリンを弾く人にも使え、オーケストラや室内楽などの μουσική(音楽)の場面で自然に現れる。
ギリシャ語:τραγουδιστής
読み方:トゥラグディスティ・トゥラグディスティー
ラテン文字:tragoudistis
τραγουδιστής(歌手、歌い手)は、中世ギリシャ語の τραγουδιστής(歌手、歌い手)に由来する語で、動詞 τραγουδώ(歌う)から接尾辞 -ιστής(〜する人を表す語尾)を使ってできた、行為者を表す名詞にあたる。τραγούδι(歌)と同じ語族で、現代ギリシャ語ではまず「歌う人」、とくに職業として歌う人を表す基本語になっている。
女性形は τραγουδίστρια(歌手、歌い手)。意味の中心は同じで、歌う職業人や歌い手を指す。
もっとも一般的には、上手に歌う人や、歌を仕事にする歌手を指す。そこから文語的・比喩的には、誰かや何かを詩や歌でたたえる人を表すこともある。
ギリシャ語:τραγουδίστρια
読み方:トゥラグディストゥリア・トゥラグディーストゥリア
ラテン文字:tragoudistria
τραγουδιστής(歌手、歌い手、詩歌でたたえる人)の女性形。
歌を仕事にする女性歌手や、歌う女性を指す。文語的・比喩的には、詩や歌で誰かや何かをたたえる女性についても使える。
ギリシャ語:εργάζομαι
読み方:エルガゾメ・エルガーゾメ
ラテン文字:ergazomai
古代ギリシャ語の ἐργάζομαι(働く、行う)に由来。古代の基本語 ἔργον(仕事、作品)に中動態の接尾辞 -άζομαι が付いた動詞。ἔργον は英語 work と同語源。ἐν-(中に)+ ἔργον の合成語 ἐνέργεια は、ενέργεια(エネルギー)と英語 energy の共通の源。
日常で「働く」を広く指す δουλεύω に対し、εργάζομαι はよりフォーマルで、公的・職業的な文脈で使われやすい。
派生語に εργασία(労働、仕事)、εργάτης(労働者)、έργο(仕事、作品)、εργοστάσιο(工場)、εργαλείο(道具)、εργοδότης(雇用主)など。合成動詞に επεξεργάζομαι(処理する、加工する)、συνεργάζομαι(協力する)、κατεργάζομαι(加工する)、περιεργάζομαι(詳しく調べる)など。
ギリシャ語:δουλειά
読み方:ドゥリア・ドゥリアー
ラテン文字:douleia
古代ギリシャ語の δουλειά を継承。もとは δοῦλος(奴隷)から作られた δουλεία(奴隷状態、隷属)で、母音連続を避ける音変化で δουλειά の形になり、意味も「仕事、労働」全般に移った。同じ綴りでストレス位置だけ異なる δουλεία(ドゥリーア)は「奴隷制度、隷属」を保ったまま別の語として残る。
派生語に動詞 δουλεύω(働く)、δουλευτής(働き者)、指小語 δουλίτσα(ちょっとした仕事)。類義語の εργασία(労働、業務)は ώρες εργασίας(労働時間)、σύμβαση εργασίας(雇用契約)など雇用・労働制度の定型語や複合語で使い、論文・レポート・作品といった「成果物としての仕事」も指す。δουλειά はふだんの「仕事」に使う。επάγγελμα(職業)は具体的な職種、κάματο は苦労を伴う重労働を指す。
ギリシャ語:γιατρός
読み方:ヤトゥロ・ヤトゥロー
ラテン文字:giatros
古代ギリシャ語の ἰατρός(医者。動詞 ἰάομαι「治療する、癒やす」から行為者を作る接尾辞 -τρός を付けた形)を継承。中世ギリシャ語で語頭の無アクセント i- が後続母音との衝突を避けて滑音 [j] となり、γ- が前接して γιατρός の形が生まれた。古形 ἰατρός もそのまま ιατρός として学術借用で残り、改まった場面や医学用語で用いられる。英語の接頭辞 iatro-(治療)や接尾辞 -iatry(psychiatry「精神医学」), -iatrics(pediatrics「小児科学」)はこの ἰατρός を新ラテン語経由で受け継いだ学術借用。
類義語に ιατρός(医者。古形を保った硬い形で、公式・学術の文脈で使う)。γιατρός は医者を指すふつうの形として広く使う。文法上は男性名詞だが、男女共通の通性名詞として用いられ、冠詞で性を区別する(ο γιατρός / η γιατρός)。俗語的な女性形に γιατρίνα, γιάτρισσα, γιατρέσα。派生に γιατρεύω(治療する、癒やす), γιατρικό(薬、治療法), γιατρειά(治療、治癒), γιατρείο(診療所), αγιάτρευτος(治せない、不治の)。合成語に οδοντογιατρός(歯科医), τρελογιατρός(精神科医。俗称), γιατροσόφι(民間療法), γιατροπορεύω(治療する、世話をする)。