ギリシャ語読み索引: オ
オ から始まる単語 49 語。
オ から始まる単語 49 語。
ギリシャ語:οκνηρία
読み方:オクニリア・オクニリーア
ラテン文字:okniria
ヘレニズム期ギリシャ語の ὀκνηρία(ためらい、気おくれ)に由来。これは ὀκνηρός(ためらう、気の進まない、怠惰な)から作られた抽象名詞である。
ὀκνηρός は、動詞 ὀκνέω(ためらう、気が進まない)や名詞 ὄκνος(ためらい、気おくれ、怠惰)と同じ語族に属する。印欧語根に遡るさらに前の由来は確定していない。
現代ギリシャ語では、活気や行動力が欠けている状態を指す。近い語には τεμπέλης(怠け者、怠惰な)に対応する τεμπελιά(怠け癖、怠惰)などがある。οκνηρία は書きことば寄りの表現であり、τεμπελιά はより口語的に使われる。
キリスト教神学の七つの大罪(επτά θανάσιμα αμαρτήματα)では、現代の一般的な一覧で οκνηρία が「怠惰」にあたる語として使われる。教会系の文書では ακηδία が用いられる場合もある。対応する美徳は επιμέλεια(勤勉、配慮)や εργατικότητα(勤勉さ)など。
ギリシャ語:Οκρίβας
読み方:オクリヴァス・オクリーヴァス
ラテン文字:okrivas
古代ギリシャ語の ὄκρις(縁、突起)と βαίνω(立つ、進む)からなる ὀκρίβας(台、画架)に由来。
18世紀にフランスの天文学者ラカーユが「画架とパレット」として考案した星座で、ラテン語名はもと Equuleus Pictoris(画家の画架)だったが、のちに Pictor(画家)に短縮された。
ギリシャ語は古代語の ὀκρίβας をそのまま星座名に使う。新しい星座なので神話はない。現代ギリシャ語で日常的に使われるイーゼルは、ふつう καβαλέτο と言う。
ギリシャ語:ωκεανός
読み方:オケアノス・オケアノース
ラテン文字:okeanos
古代ギリシャ語の ὠκεανός(大地を囲む大河, 大河の神)に由来。神話では大地を取り巻く一本の巨大な河であり, 同時にその河を擬人化したティタン神 Ὠκεανός の名でもある。現代の「大洋, 海洋」の用法はフランス語 océan, 英語 ocean, イタリア語 oceano からの意味借用で輪郭が整った。
同じ ὠκεανός の語族に ωκεάνιος(大洋の, 広大な), 合成語 ωκεανογραφία(海洋学), ωκεανογράφος(海洋学者), ωκεανοπόρος(大洋を渡る)。神話の Ωκεανός はウラノスとガイアの息子で, 妻は姉妹のテテュス, 娘たちは海のニンフ オケアニデス。
英語 ocean もラテン語 oceanus を経て同じ語源。海全般を言う θάλασσα(海)や岸から離れた沖の πέλαγος(外洋, 沖)に対し, ωκεανός は太平洋や大西洋のような大陸を隔てる大水域に使う。
ギリシャ語:ώθηση
読み方:オシシ・オーシシ・オティシ・オーティシ
ラテン文字:othisi
古代ギリシャ語の ὤθησις(押すこと)に由来。
ωθώ(押す、突き動かす)に名詞化の接尾辞 -ση(古代は -σις)がついた形。
現代の「推進、押す力、後押し」といった意味は、フランス語 impulsion や英語 impulsion からの意味借用で広がった。
同じ ωθώ から πρόωση(推進)、συνωθώ(押し寄せる)、παρωθώ(そそのかす)などが派生している。
ギリシャ語:οθόνη
読み方:オソニ・オソーニ・オトニ・オトーニ
ラテン文字:othoni
古代ギリシャ語の ὀθόνη(麻布、帆、幕)を継承。
現代の「画面、スクリーン」という意味は、英語 screen やフランス語 écran からの意味借用により広がった。
ギリシャ語:οδηγός
読み方:オディゴス・オディゴース
ラテン文字:odigos
古代ギリシャ語の ὁδός(道)と ἄγω(導く)からなる ὁδηγός(導く人, 案内人)を継承。現代の「運転手, ガイド」の用法はフランス語 conducteur, guide, 英語 driver からの意味借用で輪郭が整った。
同じ ὁδηγός の語族に οδηγώ(運転する, 導く), οδήγηση(運転, 操縦), οδηγία(指示, 指令), οδηγίες(取扱説明書, マニュアル), 合成語 αμαξοδηγός(馬車の御者), μηχανοδηγός(機関士), συνοδηγός(助手席の同乗者), εργοδηγός(現場監督)。
ギリシャ語:οδύνη
読み方:オディニ・オディーニ
ラテン文字:odyni
ギリシャ語:οδός
読み方:オドス・オドース
ラテン文字:odos
古代ギリシャ語の ὁδός(道、道筋、旅)を継承。
語根は印欧祖語で「行く、進む」を表す語に起源を持つ。
ὁδός は接頭辞と組み合わさって古代ギリシャ語で多くの合成語を作り、その多くが現代まで伝わった: μέθοδος(μετά + ὁδός「後を追う道」= 方法、英 method)、σύνοδος(συν + ὁδός「共に行く道」= 教会会議、英 synod)、έξοδος(εξ + ὁδός「外への道」= 出口、英 exodus)、είσοδος(εις + ὁδός「内への道」= 入口)、περίοδος(περί + ὁδός「巡る道」= 周期、英 period)、πάροδος(παρά + ὁδός「脇の道」= 通過、横道)、επεισόδιο(επ + είσοδος「入ることに加えて」= 一場面、英 episode)。
日常会話で「道」「通り」を言うのは δρόμος。οδός は通り名(οδός Ακαδημίας「アカデミー通り」)、合成語(εθνική οδός「国道」)、医学用語(αναπνευστική οδός「気道」)、慣用句(καθ' οδόν「道中で」)で使う。
派生語に οδικός(道路の)、οδηγός(案内人、ドライバー、ガイド)、οδηγώ(運転する、案内する)。
類義語に δρόμος(道、通り)、λεωφόρος(大通り、並木道)、δρομάκι / δρομίσκος(小道、路地)。
ギリシャ語:οδοντικός
読み方:オドンディコス・オドンディコース
ラテン文字:odontikos
ヘレニズム期ギリシャ語の ὀδοντικός(歯の)に由来。これは古代ギリシャ語 ὀδούς(歯、語幹 ὀδοντ-)から作られた形容詞で、δόντι(歯)と同じ語族に属する。ὀδούς はさらに印欧祖語で「歯」を表す語根に遡り、ラテン語 dens, dentis や英語 tooth も同じ系統に属する。
英語 dental, dentist はラテン語 dens, dentis から、orthodontics や odontology はギリシャ語 ὀδοντ- を含む語から作られている。
οδοντικός は歯や歯科に関わるものを表し、οδοντικό νεύρο(歯の神経)や οδοντική πλάκα(歯垢、プラーク)などのように使う。身体の手入れでは οδοντική κλωστή(デンタルフロス)という連語もある。
言語学では οδοντικά σύμφωνα(歯音)を指し、γλώσσα(舌)の先などを上の歯の裏側付近に当てて発音する音をいう。中性複数形 τα οδοντικά は名詞的に「歯音」を指す。
関連語には φατνιακός(歯茎音の、歯槽音の)、μεσοδοντικός(歯間音の)、χειλοδοντικός(唇歯音の)などがある。
ギリシャ語:όνειρο
読み方:オニロ・オーニロ
ラテン文字:oneiro
ギリシャ語:όνομα
読み方:オノマ・オーノマ
ラテン文字:onoma
古代ギリシャ語の ὄνομα(名前)を継承。印欧祖語で「名前」を表す語根に続き、ラテン語 nōmen, サンスクリット語 nā́man, 英語 name, アルメニア語 anun などと同じ語源。語頭の ο- を外した -νομα に、ラテン nōmen, 英語 name に通じる n…m の骨格が見える。
英語の接尾辞 -onym(synonym 同義語, antonym 反意語, homonym 同音異義語, pseudonym 偽名)は ὄνομα から。onomatopoeia(擬声語)も ὄνομα + ποιέω(作る)からなる合成語 ὀνοματοποιία に由来し、「名を作ること」の意。
動詞は ονομάζω(名づける、呼ぶ), μετονομάζω(改名する)。形容詞に ονομαστικός(名の、主格の), ονομαστός(名高い), ανώνυμος(無名の)。合成語に ονοματεπώνυμο(氏名), ονοματοδοσία(命名)。姓を指すのは επώνυμο。
ギリシャ語:οπάλιο
読み方:オパリョ・オパーリョ
ラテン文字:opalio
ヘレニズム期のギリシャ語 ὀπάλλιος / ὀπάλιος(オパール)を、近代以降に書き言葉から綴りを簡略化(απλοποίηση)して再導入した学術借用(λόγιο διαχρονικό δάνειο)。男性形 οπάλιος と中性形 οπάλιο の両方が並存し、現代では中性が標準形だが、男性形も宝石店・鉱物情報の文脈ではよく使われる。
源にあるヘレニズム期の ὀπάλλιος は、サンスクリット उपल(upala、宝石、貴石、原石)からヘレニズム時代のインド・地中海交易を介してギリシャ語に入った東方起源の語と見られる。ラテン語に opalus として入り、英語 opal, フランス語 opale, ドイツ語 Opal, イタリア語 opale, スペイン語 ópalo など、ヨーロッパ各語の「オパール」語彙の源となった国際語。
派生に οπαλίνα(乳白色のガラス、オパリンガラス), οπαλένιος(オパール製の、オパール色の), οπάλινος(オパール色の、虹色光沢のある)。鉱物学的には非晶質のシリカ(二酸化ケイ素)からなる宝石で、内部に含まれる微細な水分粒子による光の干渉が虹色の遊色効果を生み出す。同じ宝石・鉱物の語族として αμέθυστος(アメシスト), ζαφείρι(サファイア), ρουμπίνι(ルビー), ζαμπίρι(緑柱石)が並ぶ。
ギリシャ語:οχιά
読み方:オヒャ・オヒャー
ラテン文字:ochia
古代ギリシャ語 ἔχις(毒蛇、クサリヘビ)が、別系統の ὄφις(ヘビ)の影響を受けて語形変化を起こし、現代の οχιά の形になった継承語(κληρονομιά)。古代の ἔχις は印欧祖語の「蛇、毒蛇」を表す語根に由来し、サンスクリット अहि (áhi)、アヴェスター語 aži-(敵対する蛇神), アルメニア語 iž(毒蛇)と同源。
同じ ἔχις から派生した ἔχιδνα(女性形、毒蛇)はギリシャ神話に登場する半人半蛇の怪物エキドナ(Ἔχιδνα)の名でもあり、英語 echidna(ハリモグラ。卵を産む単孔類で、神話の怪物にちなむ)の由来となった。動物学のラテン学名 Vipera, Echis(ノコギリヘビ属), Echidna(ハリモグラ属)にも同じ系統の語が使われる。
派生に οχιά διμούτσουνη(両頭のクサリヘビ、二枚舌の人を指す比喩), οχιδιάρης(毒蛇のような、陰険な)。類義語に φίδι(ヘビ。日常で広く「ヘビ」全般を指す中心語、無毒・有毒を問わない), έχειδνα(より学術・文章寄りの形), όχεντρα(地域的な呼び名、特定地域の方言形)。陰険・悪意に満ちた人物の比喩用法は古代から続くもので、定型的な悪態として οχιά φαρμακερή(毒の回ったクサリヘビ)が使われる。
ギリシャ語:όφις
読み方:オフィス・オーフィス
ラテン文字:ofis
印欧祖語で「ヘビ」を表す語根に起源を持ち、古代ギリシャ語の ὄφις(ヘビ)に由来。サンスクリット語 áhi(ヘビ)と同じ語源。
ふつうのヘビは φίδι。όφις は文語的な語。隣の星座 Ὀφιοῦχος(へびつかい座)は「ヘビを持つ者」の意で、ὄφις + ἔχω(持つ)からなる合成名。
派生語・合成語に οφιόδηκτος(ヘビに噛まれた), οφιολάτρης(ヘビ崇拝者), οφιοειδής(ヘビ形の、波打つ)。英語の動物学用語 ophidian(ヘビ類の), ophiology(蛇類学)も ὄφις をもとにした造語。
ギリシャ語:οφθαλμός
読み方:オフサルモス・オフサルモース・オフタルモス・オフタルモース
ラテン文字:ofthalmos
古代ギリシャ語の ὀφθαλμός(眼)に由来。古代以前の由来は諸説あり、印欧祖語で「目」を表す語根に結びつける説もある。
日常の「目」は μάτι。οφθαλμός は医学や文語で使う。
派生語に οφθαλμία(眼炎), οφθαλμικός(眼の、眼科の)。合成語 οφθαλμίατρος(眼科医), οφθαλμολογία(眼科学), οφθαλμοσκόπιο(検眼鏡)。英語の医学用語 ophthalmology(眼科学), ophthalmic(眼科の)も ὀφθαλμός をもとにした造語。
ギリシャ語:ώχρα
読み方:オフラ・オーフラ
ラテン文字:ochra
ギリシャ語:όπλο
読み方:オプロ・オープロ
ラテン文字:oplo
古代ギリシャ語 ὅπλον(道具、装備、武器)に由来する語で、現代ギリシャ語の όπλο になった。古くは道具や装備を広く指す語だったが、複数形 ὅπλα が武装・武具を表すところから武器の意味が前に出た。核兵器や化学兵器、生物兵器などの複合語的な使い方はフランス語 arme の影響で近代に整えられた。
派生語・関連語に οπλισμός(武装、軍備)、οπλίζω(武装する)、οπλίτης(重装歩兵)、άοπλος(武器を持たない)、οπλοστάσιο(武器庫)。関連語に στρατιώτης(兵士、軍人)、επίθεση(攻撃、襲撃)。
ギリシャ語:ομάδα
読み方:オマダ・オマーダ
ラテン文字:omada
古代ギリシャ語 ὁμάς(群れ、集まり)の対格 ὁμάδα が受け継がれて、現代ギリシャ語の ομάδα の形になった。ὁμάς は ὁμός(同じ、共通の)の系列に属し、もとは同じ場所に集まる人や動物の群れを指した。
現代のスポーツチームや作業班、グループといった用法は、フランス語 groupe、équipe からの意味借用で近代に整えられた。
派生語に ομαδικός(団体の、集団の)、ομαδικά(集団で)、ομαδοποιώ(グループ化する)、ομαδάρχης(班長、チームリーダー)などがある。
ギリシャ語:ομίχλη
読み方:オミフリ・オミーフリ
ラテン文字:omichli
古代ギリシャ語 ὀμίχλη(霧、もや)を継承。
雲や霧を表す印欧祖語の語根にさかのぼる古い語で、サンスクリット megha(雲)、古スラヴ語 mьgla(霧)も同じ語根の系列に連なる。視界や頭の中のぼやけを言う比喩的な用法も古くから自然に見られた。
派生語に ομιχλώδης(霧の多い、ぼんやりした)、ομιχλομέτρης(視程計)などがある。
ギリシャ語:ομιλία
読み方:オミリア・オミリーア
ラテン文字:omilia
副詞 ὁμοῦ(共に)に -ιλος が付いた名詞 ὅμιλος(集団, 群れ)から派生した古代ギリシャ語の女性名詞 ὁμιλία(交際, 付き合い)に由来。のちに「講話, 語り」の意味が加わり, 現代の「話しことば, スピーチ」の用法は英語 speech やフランス語 parole からの意味借用で輪郭が整った。
同じ ὁμιλία の語族に ομιλώ(話す, 口語形は μιλάω), ομιλητής(話し手, 演説者), ομιλητικός(話し好きの), 合成語 συνομιλία(会話), συνομιλητής(対話者), συνομιλώ(会話する)。
関連語の διάλεκτος(方言)は地域ごとの話し方, φράση(句, フレーズ)は個々の言い回し, λόγος(言葉, 話, 理性)は言葉そのものの単位。英語 homily(説教, 講話)もラテン語 homilia を経て同じ語源。
ギリシャ語:ομορφιά
読み方:オモルフィア・オモルフィアー
ラテン文字:omorfia
古代ギリシャ語の εὐμορφία(形の良さ)が起源。εὐ-(良い)と μορφή(形)から成る語で、中世ギリシャ語では εμορφία(形の良さ)となった。そこから、形容詞 όμορφος(美しい)の影響で語頭の e が o へ変わり、ομορφία(形の良さ)を経て、母音の連続を避ける音節短縮によって現代ギリシャ語の ομορφιά に至った。
この過程で [vm] が [mm] へと同化し、さらに単一の [m] へと簡略化された。
英語で使われる接頭辞 eu-(良い)や morph-(形)も、ομορφιά のもとになったギリシャ語の要素と同じ語源から来ている。
類義語には、より文語的な ωραιότητα(美しさ、麗しさ)がある。対義語は ασχήμια(醜さ)で、肉体的なものについては δυσμορφία(異形、醜形)が用いられる。
主な意味は「美しさ」。視覚的な美しさだけでなく、内面的な美徳や、風景の素晴らしさを指すのにも使われる。複数形 ομορφιές は、美しさによって際立っている場所や風景も表す。
ギリシャ語:ώρα
読み方:オラ・オーラ
ラテン文字:ora
古代ギリシャ語の ὥρα(季節、時期、適切な時)を継承。印欧祖語で「年、季節」を表す語根に続き、ラテン語 hōra, 英語 hour と同じ語源。英語 year と古語 yore は、ラテン語を経由せずこの語根から直接続く。現代の「60分、時刻」の意味はフランス語 heure, 英語 time からの意味借用で整った。
派生語 ωραίος(美しい)は「その時にかなった」→「盛り」→「美しい」の流れ。ώριμος(熟した), ωρίμανση(熟成), ωράριο(スケジュール)も同じ語根から。英語 horoscope(星占い)は ὥρα + σκοπέω(観察する)で「時を観る者」, horology(時計学)は ὥρα + -λογία の造語。
ギリシャ語:όραμα
読み方:オラマ・オーラマ
ラテン文字:orama
古代ギリシャ語の ὅραμα(見られるもの、光景)に由来。これは動詞 ὁράω(見る)に、結果物を表す接尾辞 -μα が付いた語である。
ὁράω はさらに印欧祖語で「見る、見張る」ことを表す語根に遡る。ヘレニズム期ギリシャ語においては、外からの刺激なしに意識に現れる像や、宗教的な幻視を指す用法も併せ持った。
比喩的な「理想、ヴィジョン」の意味は、フランス語 vision からの意味借用による。vision はラテン語 visio(見ること、像)に由来し、視覚像から将来像や理想像を指す発想が ὅραμα とも対応している。
関連語には όραση(視覚、視力)、ορατός(見える)、αόρατος(見えない)、βλέπω(見る)、οπτασία(幻、幻影)など。理想や目標を指す文脈では ιδέα(考え、理念)、ελπίδα(希望)、στόχος(目標)などとも近い。
ギリシャ語:όριο
読み方:オリオ・オーリオ
ラテン文字:orio
古代ギリシャ語の ὅριον(境界、限界)から。これは ὅρος(境界石、境界標)から派生した中性名詞で、土地の境を示す石や杭の発想から来ている。
山を表す ὄρος とはアクセントも語源説明も別に扱われることが多いが、山が自然の境界として働くことから、意味の上では近い発想で結びつけられてきた。
同じ ὅρος から動詞 ὁρίζω(境を定める、区切る)が作られ、その分詞 ὁρίζων は ορίζοντας(地平線、水平線)につながる。英語 horizon もラテン語を経てこの ὁρίζων に由来する。
英語 aphorism(格言)は、ἀφορίζω(切り分ける、定義する)からできた ἀφορισμός(定義、短い言葉)をもとにした語。
γραμμή(線)は線そのものを指し、όριο はその線が区切りとして働くところに重きがある。土地や国の境界だけでなく、善悪や社会階層の境目、忍耐や速度の限界、数学や物理の極限にも使う。

中性名詞 
元素
生物 
天文
星座 
性格
評価
信仰・神話
七つの大罪 

地形
水 
力学 

職業 
悲しみ・苦しみ
身体・健康 
空間
住所・行政区画
乗り物 
連語
道具 
形容詞
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